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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■すべてを差し出す愛 / 山中直義

2013年06月11日 | Weblog
2013/6/11放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 山中直義です。

 ヨセフは父ヤコブが死んだ時、その顔に取りすがって激しく泣いたと言います。しかしヨセフはその最後の挨拶を父にした後、立ち上がってこの父の願いを叶えるために懸命に励んだと聖書は言います。

 父の最期の切なる願い、それは子どもたち12人が皆一緒になってこの父の亡きがらをエジプトの地から約束の地カナンの地に連れ上るというものでした。エジプトの寄留地の生活に埋没することなく神の約束を信じ、神が目指しなさいと言われた所を目指して歩んで欲しい。そんな深い愛からでた願いでした。

 しかしこの願いを叶える事は決して簡単ではありません。ヨセフはその時エジプトの総理大臣としての大切な務めを担っていました。もしパロが兄弟の一部が行けばそれで良い。あるいは父をエジプトに葬れと言えば父の願いは叶えられないことになります。ヨセフは丁寧に丁寧に備えをし、謙遜の限りを尽くし最後にこう言いました。「どうか今私に父を葬りに上って行かせてください。私はまた帰ってきます。」と。

 「私はまた帰ってきます。」 もしこの父の願いを叶えさせてくれるなら、あの兄たちが神を信じて歩むということを学ぶことを許してくださるのなら、私の残りの生涯のすべてを差し出します。ヨセフはそう言ったのでした。このことばを聞いたパロはヨセフのお願いのすべてを受け入れたと言います。

 創世記50章12節にはこう物語が結ばれます。
 「こうしてヤコブの子らは、命じられたとおりに父のために行なった。

 兄たちを愛するこのヨセフの大きな愛のゆえにそしてその犠牲の故に彼らは父の願いを叶えまた神を信じて歩むということを特別な体験として味わったと言います。

 この驚くべき愛で私達もまた愛されていると聖書は言います。イエス・キリストは私のすべてを差し出しても構わないと十字架にかかり私たちが神に赦され神と共に歩む道を用意してくださった。聖書はそう言うのです。

 聖書のことば
 「人がその友のためにいのちを捨てるという、これよりも大きな愛はだれも持っていません。
 ヨハネの福音書15章13節

(PBA制作「世の光」2013.6.11放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


****** このサイトは URL名として  http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。



 

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