♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■神のしもべ / 山中直義

2013年06月18日 | Weblog
2013/6/18放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 山中直義です。人は変わることができるのでしょうか? 今日は旧約聖書創世記50章から「神のしもべ」と題してのバイブル・メッセージです。

 ヨセフの10人の兄たちは父ヤコブの死をきっかけにそれまでまっすぐに向き合って来なかった自分たちの罪と向き合うことになりました。この時からもう何十年も前になりますが、この兄たちは神に背いて愛すべき弟ヨセフを憎んで奴隷としてエジプトに売り渡したのでした。父の死をきっかけに父が願っていたことを彼らはもう一度考え、大切にします。兄弟たちが心から愛し合い、一つとなって神の民となって歩んで欲しい、そんな父の願いがありました。また兄たちのことを赦し良くしてくれた弟ヨセフに対する思いもありました。

 そんな中、彼らは謙遜の限りを尽くしヨセフにこう伝えます。「今どうか、あなたの父の神のしもべたちの背きを赦してください。」

 神に背き続けてきた私たちの罪を赦して欲しい。そして神のしもべとして生きることをどうぞ赦して欲しい。彼らは心からそう願いました。そのことばを聞いた時、ヨセフは涙を流して泣いたと言います。ヨセフはとうの昔に彼らを赦していました。しかしその上でこの日が来ることを待ち望んでいたのです。兄たちがしっかりと自分たちの罪と向き合い、神様の赦しを受け入れ、神のしもべとして新しい人生を歩み出すその日を待ちわびていたヨセフは喜びで泣いたのだと思います。

 人は変わることができるのでしょうか。聖書は「神にはできる」と力強く約束しています。あの兄たちでさえ神のしもべヨセフと関わる中で変えられていきました。私たちもまた真に神のしもべであるイエス・キリストと向き合う時、このお方の愛を味わっていくときに変えられていく、と聖書は教えています。どんな人であったとしても神のしもべイエス・キリストの愛に触れられるなら、その人もまた神を愛し、神と共に歩む素晴らしい神のしもべとして変えられていくのです。

 聖書のことば
 「だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました。
 新約聖書コリント人への手紙第二 5章17節

(PBA制作「世の光」2013.6.18放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


****** このサイトは URL名として  http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。



 

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