♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■なくなる食物のためでなく / 関根弘興

2013年06月03日 | Weblog
2013/6/3放送

 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。

 私の友人が高校時代に何のために生きてるのだろう、生きる意味って何だろう、まあそんな疑問を感じまして先生に相談に行ったことがありました。その質問に先生も困ってしまい、「そうかあ、それじゃ昼休みにもう一度来い。考えておくから。」 というわけで彼は昼休みに職員室に行ったんですね。すると先生が「おい、生きる意味が分かったぞ。生きる意味はこれだ。」と言って食べていた弁当を差し出したというんですね。先生曰く「生きることは食うことだ。」こういうふうに言ったというんです。ま、確かに食べなければ私たちは生きていけませんが、人が生きるということはそんな単純なことではありませんよね。

 イエス・キリストが公の活動を始める前に40日40夜の断食をなさいました。すると試みる者がやってきてこう言うのです。「イエスよお腹が空いただろう。お前が神の子ならこの石がパンになるように命じなさい。」(参照マタイ福音書 4章3節)

 するとイエス様は旧約聖書のことばを引用してこう答えられました。「『人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つのことばによる。』と書いてある。」(マタイ 福音書 4章4節)このように言ったんです。つまり人が生きるためには物質的な必用が満たされる、それだけではなくそれ以上に霊的な必要が満たされなければならない、そうおっしゃった訳ですね。

 神様が語りかける聖書の約束を受け取って生きていくということが人として生きる基本的な姿だとイエス様はおっしゃった訳です。

 マタイの福音書の6章というところには
 「何を食べるか、何を飲むか、何を着るか、などと言って心配するのはやめなさい。・・・あなたがたの天の父は、それがみなあなたがたに必要であることを知っておられます。だから、神の国とその義とをまず第一に求めなさい。そうすれば、それに加えて、これらのものはすべて与えられます。」 (マタイ福音書 6章31節、32節、33節)そのように書かれています。第一に求めるべきものを求めていけば必要は備えられて行くのだとイエス・キリストは約束なさったんですね。

 ある時、イエス様は自分のもとに集まってきた群衆たちに向かってこう言われました。「なくなる食物のためではなく、いつまでも保ち、永遠のいのちに至る食物のために働きなさい。それこそ、人の子があなたがたに与えるものです。」(ヨハネ 6章27節) こう言われたんです。イエス様はいつまでも残るもの続くもののために働き生きていけ、とおっしゃったんです。

 聖書にはいつまでも残るものは信仰と希望と愛だと書いてあります。神様を信頼し永遠の希望見つめ神様に愛されていることを知り生きていく。これが人としてのあるべき姿なんですね。

(PBA制作「世の光」2013.6.3放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として 
http://yonohikari.biblica.info 
が使えます。

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