♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■私は今、主をほめたたえる / 板倉邦雄

2013年06月19日 | Weblog
2013/6/19放送

世の光の時間です。いかがお過ごしですか?板倉邦雄です。今日は「私は今、主をほめたえる」という題でお話ししましょう。「主をほめたたえる」という意味の名前はユダです。ヤコブと妻レアとの間の四番目の息子の名前でした。創世記29章の続きです。

 さてヤコブは、おじさんのラバンさんに騙されてイヤイヤながら姉娘レアと結婚しました。妹娘ラケルと結婚するためです。そして妹ラケルとも結婚しました。ですから夫ヤコブは姉レアは好きではなかったのです。

 創世記の作者はこう書いています。「主、神はレアが嫌われているのを見て、その胎を開かれた。しかしラケルは身ごもらなかった。」(創世記29章31節参照)とあります。夫ヤコブはレアに注目することはありませんでした。しかし神様は夫に嫌われるレアに目をかけてくださり胎を開いてくださいました。

 さて、やがてレアは身ごもり、長男を産みました。名前はルベンと名付けます。「主が私の悩みを顧みられた」という意味です。そしてひそかにレアは自分に語りかけます。「今度は夫も私を愛するだろう。」(創世記29章32節参照)

 レアは再び身ごもり、子を産み、「主は私が嫌われるのをお聞きになって私にこの子どもを賜った」と言って名前をシメオンと名づけます。(創世記29章33節参照)

 更にレアは身ごもって子を産み、「私は夫に三人の子を産んだから今度こそ夫も私に親しむだろう」と言って名をレビと名づけました。(創世記29章34節参照)

 しかし子どもは夫の愛や親しみを取り戻す存在とはならなかったようですねえ。姉レアの寂しさが伝わって来るようです。

 ところがレアはまた身ごもって子を産み、「私は今、主、神をほめたたえる」と言って名をユダと名づけたのです。(創世記29章35節参照)

 姉レアは夫に愛してもらえない寂しさ、夫の子どもを産んであげるのに親しんでもらえない孤独というぽっかりと空いた心の窓に主なる神様を見ることができたのです。夫の愛で埋めるのではなく、主なる神様に心を埋めてもらえたのですです。ですから四番目に生まれた子どもの名をユダ、「私は今、主をほめたたえる」と名づけたのです。

 このユダの子孫から私たちの救い主イエス・キリストが生まれてきたのです。レアさん、おめでとう。

(PBA制作「世の光」2013.6.19放送でのお話より )
 
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