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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■思い違いをしてはいけない / 福井 誠

2012年10月25日 | Weblog
2012/10/25放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、福井 誠です。今日のバイブルメッセージ「思い違いをしてはいけない」です。それではマタイの福音書の22章29節から読んでみましょう。

しかし、イエスは彼らに答えて言われた。「そんな思い違いをしているのは、聖書も神の力も知らないからです。」

 先週のお話はどっちに転んでも罵倒される結果になる、うかつに答えられない難しい質問でしたねえ。カイザルに税金を納めるか否かそういう質問でした。今日の質問もかなり難しいものです。ユダヤ人の宗教的な教理・復活という出来事をめぐる質問です。

 で、復活ということですが、合理的な考え方の持ち主には信じられない教理ではないでしょうか。人がよみがえるなんてそんな子どもじみたことを信じてと笑われてしまいそうですねえ。イエスに質問したサドカイ人という宗教的な一派も復活の教理を否定する人々でした。彼らは復活がいかに愚かな考えであるかを示そうとしていたのです。

 そこで彼らが取り上げたのはイスラエルの独特の掟です。つまり兄が子のないままで死んだならばお家が存続するように弟が兄嫁と結婚して子を設けなくてはいけないという掟がありました。そして七人兄弟がいて七人とも子どもを設けることができずに死んだ場合、七度再婚を繰り返したこの女性は復活後いったい誰の妻になるのかというわけです。こんなことが起こったらそこはもう天国じゃなくて地獄かもしれませんね。復活の考えの愚かさを示そうとしました。

 これに対してイエスはそれは大きな勘違いだと語っています。今の世の感覚で復活を考えたら信じられなくて当然です。復活はあの世でのお話、あの世のことはあの世の感覚で考えなくてはいけません。娶るとも嫁ぐこともない天使のような世界の感覚があるという訳ですね。

 私たちは神様について自分の常識を押し当てて考えているものです。しかし、自分の常識から神様を考えていたなら神様は自分の身丈と同じで余り信じたいようなものにはならないでしょう。しかし神様というのは私たちの思いをはるかに超えたお方ですね。私たちの常識を超えた世界があるのです。神様を聖書が語る通りの天地創造の偉大な神様として認める信仰を持っていきたいものですね。

(PBA制作「世の光」2012.10.25放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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