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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■実を結ぶ国民に与えられる / 福井 誠

2012年10月04日 | Weblog
2012/10/4放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「実を結ぶ国民に与えられる」です。それではマタイ福音書の21章43節から読んでみましょう。

 「神の国はあなたがたから取り去られ、神の国の実を結ぶ国民に与えられます。」 

 マタイの福音書21章の終わりにはぶどう園での喩えが二つ出てきます。一つは、あるぶどう園の主人が自分の二人息子に仕事を言いつけるわけですが、兄は仕事に行くと言っていかなかった。弟は行きたくないと言って後から悪いと思って出かけた、というお話ですね。イエスはこの喩えを説き明かして、取税人や遊女たちの方がユダヤの宗教家たちよりも先に神の国に入るのだと言っています。

 もう一つの喩えは、ぶどう園を作ってそれを農夫に貸して旅に出た主人の話です。主人は収穫の取り分を受けるために自分のしもべを遣わすのですが、農夫たちは彼らを辱め、殺し、主人の取り分を渡そうともしませんでした。最後にぶどう園の主人は自分の息子を遣わすのですが、その息子も殺されてしまいます。そこでぶどう園の主人は立ち上がり、農夫たちに報復をして別の農夫に農地を貸すというのです。

 この二つの喩えは同じことを別の角度から語っていますね。最初の喩えはイエスは話を聞いていたユダヤ人の態度を語っており、あとの喩えは神様に対するユダヤ人の態度を歴史的に振り返っています。つまりユダヤ人は神が送られた預言者を受け入れず、最後に送られたイエスをも受け入れるようとしませんでした。これに対してイエスはユダヤ人でありながらユダヤ人とみなされず軽蔑されていた取税人や遊女であっても罪を悔い改め神に立ち帰るなら、神はその人達を神の国の祝福の中に迎え入れると言います。また神に遣わされた預言者や救い主のことばを真剣に受けとめず迫害し十字架にかけたユダヤ人に対する祝福の恵みは、ユダヤ人が軽蔑していた異邦人に与えられるというのです。

 大切なことは神の祝福は実を結ぶ人に与えられるということですね。これを大事に受けとめる人にこそ与えられると言います。聖書のことばに心を開いて語られていることをよく理解しこれに従い神の素晴らしい祝福を受ける者になりたいものですね。

(PBA制作「世の光」2012.10.4放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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