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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■わたしはそんな者ではない / 羽鳥頼和

2012年10月06日 | Weblog
2012/10/6放送


 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 羽鳥頼和です。

 イエス様が十字架につけられる前の晩、ゲッセマネの園でイエス様は祈っておられました。そこへ兵士と役人たちがイエス様を捕まえにやってきました。イエス様は「だれを捜すのか。」(ヨハネ 18章4、7節)と彼らに言われました。彼らが「ナザレ人イエスを。」(ヨハネ 18章7節)と言うとイエス様は「それはわたしです。」(ヨハネ 18章5節)と言われました。イエス様は逃げも隠れもせずにむしろ自分から捕えられたのです。こうしてイエス様は捕えられ、ユダヤ人議会で裁判にかけられました。

 さてイエス様が裁判を受けていた頃、弟子のペテロは裁判が行われている大祭司の屋敷の中庭にこっそりと入ろうとしました。すると門番の女がペテロに「あなたはイエスの弟子ではありませんか?」と言いました。とっさにペテロは「私はそんな者ではない」と言ってイエスの弟子であること否定しました(ヨハネ 18章17節参照)。

 さて裁判の議場ではイエス様が尋問を受けていました。イエス様は「わたしは世に向かって公然と話しました。」(ヨハネ 18章20節)と自分のしてきたことをはっきりと語っていました。

 一方中庭に入ったペテロはそこにいた人々に「あなたはイエスの弟子ではありませんか?」と尋ねられます。ペテロはまた「私はそんな者ではない」と言います(ヨハネ 18章25節参照)。続いて一人の男がペテロに「あなたがゲッセマネの園でイエスと一緒にいたのを私は見たぞ」と言いました。ペテロはまたしても「私はそんな者ではない」とあくまでしらを切るのでした(ヨハネ 18章27節参照)。

 ペテロは「私はそんな者ではない。」と自分がイエスの弟子であることを否定しました。しかし捕えられ裁判にかけられるイエス様は「それはわたしです。」と言い、裁判では堂々と証言をされました。

 以前ペテロはイエス様に「あなたのためにはいのちも捨てます。」(ヨハネ 13章37節)と言いましたが、もはやこの時は自分の身を守ることで精一杯でした。ペテロが自分で自分のいのちを守ろうとしていた時、イエス様は人を救うためにご自分のいのちを捨てようとされていたのです。ペテロの「私はそんな者ではない。」ということばは「それはわたしです。」と言って自分のためではなく私たちを救うために堂々とご自分の死に向かわれているイエス様の姿を際立たせています。

 私たちを救うために十字架で死んでくださったイエス様はこのように言われました。「もしあなたがたが、わたしのことを信じなければ、あなたがたは自分の罪の中で死ぬのです。」(ヨハネ 8章24節)と。救いの道はイエス様にしかありません。イエス・キリストをあなたの救い主と信じてください。

( PBA制作「世の光」2012.10.6放送でのお話より )

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