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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■つまずきを与えないために / 福井 誠

2012年06月21日 | Weblog
2012/6/21放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「つまずきを与えないため」です。それではマタイの福音書17章27節から読んでみましょう。

 「しかし、彼らにつまずきを与えないために、湖に行って釣りをして、最初に釣れた魚を取りなさい。その口をあけるとスタテル一枚が見つかるから、それを取って、わたしとあなたとの分として納めなさい。

 その昔エルサレムにあった神殿には大変な維持費がかかったと言われます。ですからイスラエルには20歳以上の男性はみな毎年神殿にお金を納めることが義務づけられていました。1年ごとに半シェケル ---スタテル1枚とも言いますが--- そのお金を納めるのですが、今の2日分の日当に相当する額を過ぎ越しの祭りが始まる前、3月の初めには納入しなくてはなりませんでした。もし納められなかった場合は過ぎ越しの祭りの時に直接エルサレムで納めることになっていたのです。どうやらイエス様はこのお金を納めていなかったと見られたようですね。そこでの納入金を集める係りの者がイエスのもとに来て納めるようにと催促しています。

 それに対してイエス様はどうやら自分には納める必要が無いのだと言っているようです。なぜか。それは王様が自分の家族から税金を取り立てるようなことはしないように神様も自分の家である神殿のために自分の子であるイエス様から税金を取り立てはしないというわけなんです。なるほど、確かにそうですね。

 しかし注意しなくてはなりません。イエス様はこのように答えながらご自分が神の子であると明言しています。ご自分を神に等しいとするこの人はあなたはどのように受け止めるでしょうか。

 C.S.ルイスという作家が、イエスを前に私たちは頭の狂った人と見るか本当に神の子と受け入れるかどちらかである、と語りました。イエス様はつまづきを与えないために納入金を納めるようにペテロに指示しました。社会通念を無視されない良識のある態度をとりながら、しかし御自分を神の子とはっきり語られるイエス様。聖書を読む中でイエス様がまことに神の子であることを知って頂きたいと思います。

(PBA制作「世の光」2012.6.21放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として 
http://yonohikari.biblica.info 

が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


 

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