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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■父なる神とは / 岩井基雄

2012年06月15日 | Weblog
2012/6/15放送

 世の光の時間です。お変わりありませんか? 岩井基雄です。

 キリスト教会で使われている用語には分るようで分りにくいことばがありますよね。今日もちょっと分りにくいキリスト教用語を学んでみましょう。今日は「父なる神」です。

 今度の日曜日は父の日とされていますね。これは1909年にアメリカ・ワシントン州スポケーンのソノラ・スマート・ドッドさんが男手一つで自分を育ててくれた父を称えて父の誕生月である6月に教会で礼拝をしてもらったことがきっかけなのだそうです。

 聖書には「父なる神」という表現はあっても「母なる神」という表現はありません。もちろんこの聖書が語る神には母のように私たちを守り養い助ける存在としての面も記されていますが、やはり父なる神として表現されています。

 聖書の中に次のようなことばがあります。
すべてのものの上にあり、すべてのものを貫き、すべてのもののうちにおられる、すべてのものの父なる神は一つです。」 新約聖書エペソ人への手紙4章6節


 すべてのものを創造し主権を持ってすべてを治め、保っておられるお方として聖書は父なる神を表しています。旧約聖書を記したヘブル語で神の名を表すヤーウェということばはすべての存在の根源であるという意味です。

 新約聖書の中に放蕩息子というたとえ話があります。これは裕福なお父さんに財産を分けて欲しいと願い、父から離れ遠い国で、受け取った財産を湯水の用に使い果たしてすべてを失った息子の物語です。友達を失い飢饉にあい、食べるものもなくぼろぼろになってようやく自分の愚かさを認め、悔い改めて父の元に戻って来るこの息子は、悔い改めて父なる神のもとに帰る私たち人間の姿を現しています。

 すべてのものを創造された神様はあなたを創造しあなたを愛していらっしゃいます。そしてあなたが自分中心の塊のような自分の本当の愚かさに気づき、罪を認め、父なる神の愛のもとに戻り、父なる神の本当の愛を中心とした人生へと戻ることを神様はずっと待っておられるのです。

 あなたも自分中心の罪を認め悔い改めてこの父なる神のもとに帰り本当の平安を受け取りませんか? 本物の自由と愛と喜びは、このすべてのものを主権として治めていらっしゃる父なる神のもとにあるのです。

 それではまた聴いてください。

   (PBA制作「世の光」2012.6.15放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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