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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■平和をつくる者 心の架け橋  / 岩井基雄

2012年06月08日 | Weblog
2011/6/8放送

 世の光の時間です。お元気ですか? 岩井基雄です。私事で恐縮ですけども私は高知県で生まれ、思春期を徳島県で過ごしました。今日6月8日は1985年に四国と淡路島をつなぐ大鳴門橋が開通した日です。四国に長くいた私は本州へのかけ橋の完成にとても感動を覚えたものです。

「願わくは我、太平洋のかけ橋とならん」と語った新渡戸稲造がクリスチャンであったことは多くの方が御存知のことと思います。1920年国際連盟事務次長に就任した新渡戸稲造は6年間の任期の間、ユネスコの前身となる知的協力委員会に力を注ぎます。しかし彼が国際連盟を去った後、日本は急速に軍国主義の道を歩むことになり、彼の晩年は憂国と愛国の間で苦悩の連続でした。確かに島と島だけではなく、国と国とをつなぐ架け橋は夢がありますねえ。人間の愚かさのゆえに国と国とが争い、愛国心の名のもとに戦争へ突入していく罪深さを稲造は憂えていたのです。

 聖書の中にこんなことばがあります。「平和をつくる者は幸いです。その人は神の子どもと呼ばれるからです。」聖書 マタイの福音書5章9節(新改訳聖書第二版) 

 本当に必要なものは島と島でも国と国でもなく、国境も利害も越えた人の心と心を繋ぐ平和の架け橋です。私たち人間は、自分や自分の国の利害をまず優先し、真の平和に心を向けることが難しい存在ですね。しかし神の独り子であるイエス・キリストは神と人とをつなぐための平和のかけ橋となり、私たちに真の平和をもたらしてくださいました。私たち人間のすべての罪のために十字架の上で身代わりとなって罪のさばきを全部受け、本当の平和を私たち人間に与えるすべてを整えてくださったのです。

 あなたの心にも人との争いがあるでしょうか。憎しみや妬みが心の底に隠れてはいないでしょうか。その心が本当の平和と平安で満たされるためにイエス・キリストは架け橋となってくださいました。そしてこの方の愛を通してあなたもまた平和を届ける器とされるのです。

 まずあなたの心が神と結ばれることによって、平和を届ける架け橋とされていきませんか。

   (PBA制作「世の光」2012.6.8放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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