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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■報酬 / 山中直義

2011年12月06日 | Weblog
2011/12/6放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、山中直義です。

 神様を軽んじて歩んだ結果、とんでもない報酬を受け取るはめになった人物の話をします。旧約聖書創世記30章に登場するこのヤコブという人物は14年もの間、ラバンという人物に奴隷のように仕えてきました。報酬としてラバンの娘を妻として娶るためであった、と言います。苦労に苦労を重ね、ようやく報酬としての妻を得た時、ヤコブは言いました。「わたしの故郷へ帰らせてください。このヤコブにとって故郷へ帰るということは神様との関係を回復すること、神様と共に歩み直すということを意味していました。ですがヤコブのおかげで財産を増やしたラバンは何とかしてヤコブをとどまらせようと新しい報酬を提示します。「あなたの望む報酬を申し出てくれ。それを払おう。」 ヤコブの弱さ、世俗の富に目が眩んで神様を軽んじてしまうそんな弱さを熟知した上での申し出でした。そしてヤコブは案の定、富という報酬を求めて再びラバンに仕える道を選んだのでした。結論からいえばヤコブは非常に富む者となったと聖書は言います。知恵と力を尽くして望んでいた報酬を勝ち取ったと言えるかもしれません。しかしそのことはラバンの妬みと怒りを招くこととなり、ヤコブのいのちは危険に曝されることになったのでした。

 私たちはどうでしょうか。神様を重んじることなく思いのままに生きていることでとんでもない報酬を受け取るはめにはなっていないでしょうか。

 新約聖書ロマ書6章23節にこう記されています。「罪から来る報酬は死です。

 罪ということばには「的外れ」という意味があります。的を外した生き方、神様を無視して自分の思いのままに生きている生き方は結局は永遠の死、神様との永遠の離別に至ることになると聖書は言うのです。

 「しかし、神の下さる賜物は、私たちの主キリスト・イエスにある永遠のいのちです。」と聖書は続けています。

 いかがでしょうか。死という報酬を受け取る生き方ではなく永遠のいのちという賜物を受け止る生き方をしてみないでしょうか。イエス・キリストを信じるときあなたも永遠のいのちを受け取ることになるのです。

    (PBA制作「世の光」2011.12.6放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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