♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■暗闇に響く讃美  / 岩井基雄

2011年12月23日 | Weblog
2011/12/23放送

 世の光の時間です。クリスマスのひととき、どのようにお過ごしですか? 岩井基雄です。

 世界で最初のクリスマスは誰も知らない小さなものでした。ローマ皇帝の命令で住民登録のために帰郷した時、ヨセフとその妻で身重のマリアはベツレヘムの町では泊まる場所さえ無く、救い主イエス・キリストの誕生は街外れの家畜小屋でした。当時の家畜小屋は洞窟のような所だったと言われています。そこが最初のクリスマスの舞台だったのです。

 しかし、最初のクリスマス・ソングは、それはそれは素晴らしいものでした。天使たちが天に集い、救い主誕生の喜びを素晴らしい歌声で賛美したからです。天に溢れるその賛美、聞いてみたいですよねえ。

 でも実際にそれを聞いたのは野宿で夜番をする羊飼いたちだけでした。彼らは当時の社会では見下されていた人たちでした。羊たちと共に各地を転々とし、住民登録にも関係がなく、世の中の悲しみを全部引き受けているような人たちと言っても過言ではなかったかもしれません。

 しかしそんな羊飼いたちに真っ先に救い主誕生の最初の知らせと賛美が届けられたのです。暗闇に輝く光とその天使の賛美は苦しんでいる彼らを照らし、どんなに励まし力づけたことでしょうか。

いと高き所に、栄光が、神にあるように。地の上に、平和が、御心にかなう人々にあるように。」 新約聖書 ルカの福音書2章14節 

 それは本当に高らかに天にこだまし、輝きと喜びが溢れる天使の歌声だったことでしょう。「地の上に平和が」というメッセージは、まさにこの地では不安定な生活を余儀なくされていた彼らにとって、心の深み届くものだったのでは無いでしょうか。

 しかも天使はこう言ったのです。「きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。」 ルカの福音書2章11節

 救い主イエス・キリストの誕生はあなたのためなのです。あなたの心を照らし、励まし、罪の赦しと命を与えるために救い主は生まれました。

 暗闇の中でこそ神様の愛の光は輝きます。あなたもこの喜びをご自分のものとなさいませんか? そして神様にある輝きと希望を与えられて、力強く歩み出しませんか? クリスマスの喜びはあなたのものなのです。

   (PBA制作「世の光」2011.12.23放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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