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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■和解の福音 / 福井 誠

2011年12月01日 | Weblog
2011/12/1放送
 
 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、福井 誠です。今日のバイブルメッセージは「和解の福音」です。それではマタイの福音書10章2節から4節を読んでみましょう。

 「さて、十二使徒の名は次のとおりである。まず、ペテロと呼ばれるシモンとその兄弟アンデレ、ゼベダイの子ヤコブとその兄弟ヨハネ、ピリポとバルトロマイ、トマスと取税人マタイ、アルパヨの子ヤコブとタダイ、熱心党員シモンとイエスを裏切ったイスカリオテ・ユダである。

 今日の箇所にはイエスの最初の弟子となった12人が出てきます。ペテロやヨハネはよく聞く名前ですね。取税人のマタイやイエスを裏切ったイスカリオテ・ユダもよく聞く名前です。しかしこうやって名前を一つ一つ見ていくと非常に奇妙な組み合わせがあることが分りますねえ。

 と言うのは、取税人マタイと熱心党員シモン、この二人は真逆の人達です。取税人と言えばローマの手先としてユダヤ人に大変毛嫌いされた人達ですね。また熱心党員と言えばローマに敵対する国粋主義者です。ですからもしこの二人がイエスとは関係なしに道で出会うことがあったなら、殺し合いが始まってもおかしくはない、そういう関係でした。ところがそういう二人がイエスの弟子という事で名前を連ねている訳です。名前を連ねているどころか3年間イエスの弟子として生活と寝食を共にし過ごしたのですねえ。実に考えられない人間関係がイエスのもとにあって起こっている訳です。

 どうしてこんなことが起こるのでしょうか。それはイエスが私たちにも与えてくださった大事な福音そのものにあるのでしょう。イエスは私たちが自己中心という罪を認めてそれらを捨て去るように教えられました。まことの神様を認めず自分を神様とする高慢な者であることを認めてイエスにある罪の赦しを受け入れ悔い改めて全く新しい人となるべきことを教えられました。そしてイエスの教えに心から従う人には、そのように新しく生きることができることを約束してくださったのです。そこに新しい人間関係も起るわけですね。

 乗り越えがたきところを乗り越えるそのような歩みをさせていただきたいものですね。

  ( PBA制作「世の光」2011.12.1放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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