♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■恐れのある日に、信頼します  / 岩井基雄

2011年12月02日 | Weblog
2011/12/2放送

 世の光の時間です。お変わりありませんか? 岩井基雄です。今日もご一緒に旧約聖書の詩篇を味わいたいと思います。今日の詩篇は56篇の3節と4節です。早速お読みします。

 「恐れのある日に、私は、あなたに信頼します。神にあって、私はみことばを、ほめたたえます。私は神に信頼し、何も恐れません。肉なる者が、私に何をなしえましょう。」 旧約聖書詩篇56篇3節、4節

 私たちは様々な恐れを経験します。強烈な恐れは時として身体や心を虫食むこともあります。自分が置かれている状況からくる恐れ、他の人からもたらされる恐れ、身体や心の不調から来る恐れ、そして何よりも死に対する恐れを私たちは誰しも心の奥に持っているのではないでしょうか。

 この詩篇の作者のダビデは、イスラエルの二番目の王となる人でしたが、この時のダビデは先の王サウルから命を狙われて逃げていたのです。それはダビデの才能や人望に対するサウルの激しい妬みが殺意にまで高まっていたせいでした。この詩篇を歌った時のダビデは、ペリシテ人の陣営で敵に捕らえられてしまうという絶望的な状況でした。まさに二重三重の恐怖が彼を包んでいたことでしょう。

 しかしその中でダビデは、「恐れのある日に、私は、あなたに信頼します。」と祈ります。恐怖が彼を襲い、生命の危険が迫る中でこそ彼は命を創造される神様に信頼するのです。そしてこう続けています。「神にあって、私はみことばを、ほめたたえます。私は神に信頼し、何も恐れません。肉なる者が、私に何をなしえましょう。」と。ダビデは肉に過ぎない人間は自分に何もなし得ない、彼らはたとえ自分の命を取ったとしてもそれ以上のことは何もできないと考えていました。それゆえに彼は自分が本当に恐れ敬うべき真の神様を信頼し、誉めたたえることができたのです。そして恐怖の中で、本当に信頼できる方にすべてを委ねることによってダビデは真の平安を得たのです。

 あなたもあらゆる恐れの中で本当の信頼を神様において本物の平安を受け取りませんか? それではまた聴いてください。

   (PBA制作「世の光」2011.12.2放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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