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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■永遠の目標に向けて

2010年09月13日 | Weblog
2010/9/13放送

 世の光の時間です。 お元気でしょうか? 村上宣道です。 

 今朝はですねえ、三人のレンガ職人ということについてお話ししたいと思うんですけれども、エジプトに三人のレンガ職人がいたそうです。 レンガを砂漠の中で毎日積むことが仕事でした。

 砂漠を旅行している人が最初の職人の所を通りかかって、職人に話しかけたそうですね。 「何をしてるんですか?」 するとその職人は不機嫌な表情で、「見れば分かるでしょう、嫌になっちゃうよ、本当にこんな仕事。 毎日毎日暑い中でレンガを積む訳なんだから。」と嘆いていたんだそうです。 「そうですかあ、それは大変ですよねえ。ですけどまあがんばってください。」というふうにまあ言って旅人はそこを去っていった。

 で、しばらく歩くと旅人は二人めのレンガ職人に出会って、「何をしてるんですか?」と話しかけました。 「ああ、レンガを積んで、この国の王様の住む宮殿を作っているんだよ。 王様はいいよなあ、こんな豪華な家に住んでさあ。 こっちはほんとに嫌になっちゃうよ。 うらやましくってもう。」と言って不満げにまあ働いていた。

 またしばらく歩いていると三人目のレンガ職人と出会って、「何をしてるんですか?」と語りかけると、「私はねえ、未来に残るようなエジプトの宮殿を建てているんだよ。 こんな素晴らしい仕事をすることができて、私は幸せだよ。 将来自分の息子にも自慢できる仕事をしようと思ってるんだよ。」とまあ答えたって言うんですね。

 で、この三人のレンガ職人の違いは何でしょうねえ。 みな仕事の中身は同じです。 暑い太陽のもとでレンガを毎日毎日積んでいくという単純作業ですね。 しかしこの三人の仕事に対しての気持ちの持ち方が違ってる訳ですねえ。 嫌だ嫌だという気持ちで仕事に取り組むか、ありがたいという気持ちで取り組むかによって仕事の出来は
違ってくるでしょうねえ。

 まあそれぞれ似たり寄ったりのような、また同じような生活の繰り返しだなあ、と思うようなことが私たちの日常であるかもしれないんですけれど、でも一体ことは何のためにしている仕事なのか、自分の人生は何のためにあるのか、誰のためにこれをしているのか、そして一体これは永遠という視点で見るときに、どういいう意味と価値を持っているのか、ということ。 そのことがはっきりしているとですね、同じように見えていても違ってくるんじゃないのかなあというふうに思うんですね。

 イエス様は「永遠に至る糧のために働きなさい」(ヨハネ 6章27節参照)って言われましたけれども、私たちはそういう永遠という視野を失わずにきちんと働いていきたい、そう思いますねえ。 

  ( PBA制作「世の光」2010.9.13放送でのお話しより)


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として
 http://yonohikari.biblica.info 
が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


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東海福音放送協力会へのお問い合せは、
 464-0044 名古屋市千種区自由ケ丘2-10 自由ケ丘キリスト教会内 電話052-762-
2196 へ



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