♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■ダメな人間をこそ

2010年09月03日 | Weblog
2010/9/3放送

 世の光の時間です。 お変わりありませんか? 岩井基雄です。 今日9月3日はドラえもんの誕生日なのだそうです。 日本マンガの代表ともされる『ドラえもん』ですが、作者の藤子・F・不二雄さん、本名藤本 弘(ひろし)さんによれば新連載の構想に困り、締切が迫る中で大好きなドラ猫の蚤取りを始め、ちょうどお嬢さんの起き上がりこぼしに躓いた時、そのドラ猫と起き上がりこぼしからドラえもんが誕生したのだそうです。 行き詰まりと躓きからドラえもんは生まれたのですねえ。 

 主人公のび太については、作者が自分の子ども時代をモデルにしたと語っています。 おとなしくて真面目で体が弱かった藤本さんは小学生時代、過酷ないじめに遭いました。 似顔絵が評価されるまでそのいじめはずうっと続いたそうです。 しかもこのドラえもんも子守用ロボットのネジが一本落ちた不良品なのです。 どんなに弱く小さな存在でも支えあって生きるんだ、そんなメッセージがこの作品の根底にあるのですねえ。 だから弱さや痛みを抱える多くの人々に夢や希望を届けているのかもしれませんね。 

 私たちも自分の欠点や弱さが生かされることがあります。 そこから夢や希望が生み出されるのです。 そして聖書が語る神様は人の弱さを豊かに生かすことができます。 新約聖書のコリント人への第一の手紙12章22節、24節には、このように書いてあります。 
 
 「それどころか、からだの中で比較的に弱いと見られる器官が、かえってなくてはならないものなのです。
・・・しかし神は、劣ったところをことさらに尊んで、からだをこのように調和させてくださったのです。


 神様は弱さや欠点を抱えていたり劣っているとされる人々をあらゆる人との関わりの中で豊かに生かしてくださることができます。 それはあなたの弱さも欠点もすべてを御存知の神様があなたを愛し、慈しみ、そのままのあなたに豊かな希望を与えてくださるからです。 そしてそのあなたを通して周りの方々に、愛と希望を届けさせてくださるのです。 あなたの弱さをも慈しみ生かしてくださるこの神様に希望を置く歩み、あなたもその希望の歩みを歩み出しませんか? 神様はあなたを心から愛しておられます。 

 それではまた聴いてください。
 
   (PBA制作「世の光」2010.9.3放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書
通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しく
はPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。
日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。
予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。
問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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