♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■互いに励まし合いなさい

2010年09月20日 | Weblog
2010/9/20放送

 世の光の時間です。 お元気でしょうか? 村上宣道です。 

 えー、今日9月20日は敬老の日ですね。 あのう、敬老の日と言えば、こう元気になるお話しがいつか『天声人語』の中に載ってましたねえ。 99歳にして詩集を出版されたという柴田トヨさんていう方ですねえ。 で、『くじけないで』(※飛鳥新社、2010年)という題がついている詩集で、で、その中に「貯金」という項目の詩のことが紹介されていましたですねえ。 で、

    私ね 人から やさしさを貰ったら 心に貯金をしておくの 
    さびしくなった時は それを引き出して 元気になる
    あなたも 今から積んでおきなさい 
    年金より いいわよ

っていう、そういう詩ですね。 「年金より いいわよ」っていうのが、なかなユーモアがあって効くことばだなあというふうに思うんですけど。

 しかしこの99歳にして詩集を出すというねえ、そういうのを聞くと私どももまだ20年もあるなあってこう思ったりするんですけれども、この敬老の日ですねえ、わたしらの人生ももうボツボツおしまいでとかこう言わずにですね、今から何かをやっていくという、そういうふうな気持ち。そしてここでは年齢はいっていても瑞々しさを失わないでというふうな意味での『天声人語』の記事でしたけどね。 そういう意味でですね、私もいつも心の中に瑞々しさを持っていたいなと思いますしね。

 で、この方が元気になる一つの秘訣として、人から優しくしてもらったその好意やまたことば、それを心に貯金しておく、って言います。いいことばだなあと思いますよね。

 私たちは考えてみるとやっぱり人の優しさや人の親切や励ましのことばによってどんなに生かされてきたかなあっていうふうに思うんですねえ。 

 聖書の中にもパウロという人が、とてもこの人は強い元気のいい人だったんですけれども、でもこの人でも、打ちしおれて気落ちして、「ああダメだ」と思うようなことがあった(2コリント7章5-6節参照)。 でもその時に「みんなの励まし慰め、それが私を勇気づけた」っていうふうなことを言っていてですね、そして「自分が受けた慰めをもって今度は人々を慰めるために自分は慰めを受けたんだ、っていうことを思う。」(2コリント1章6節参照) 「だから皆さんも互いに励まし合いなさい、慰め合いなさい。」とありましたけれども、お互いにですね、与えられた慰めをもって人々をも励ますものでありたいですね。 

  ( PBA制作「世の光」2010.9.20放送でのお話しより)


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として
 http://yonohikari.biblica.info 
が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


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東海福音放送協力会へのお問い合せは、
 464-0044 名古屋市千種区自由ケ丘2-10 自由ケ丘キリスト教会内 電話052-762-
2196 へ



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