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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■悲しみよこんにちは

2010年09月22日 | Weblog
2010/9/22放送

 世の光の時間です。 いかがお過ごしですか。 羽鳥頼和です。 

 「悲しみよこんにちは」 このことばはフランソワ・サガンの自伝小説の題名として有名です。 私は高校生の頃、このことばに出会いました。 サガンの小説を映画化した作品がリバイバル上映されたのです。 私は映画を見ませんでしたが、ただこの題名が心に残りました。 高校生の私は、悲しみに遭った時に「悲しみよこんにちは」と言えたらいいなあ、と漠然と思ったのです。 今でもこのことばを時々思い出します。 人生の中で悲しみは必ずあります。 そしてその悲しみは一概に悪いものであるとは言えないと思うのです。 ですから、悲しみに出遭った時、落ち着いて「悲しみよこんにちは」と悲しみに向き合えたら良いと思うのです。 

 人生で最も大きな悲しみは愛する人を亡くすことでしょう。 小林秀雄は、「葬儀は悲しみを整えるためにある」と言いました。 そして、「愛する人を亡くしてしまった悲しみ、その悲しみを人は乗り越えられないし、その悲しみを忘れてしまうこともできない。でも悲しみは時間をかけて整えることができる。」と小林秀雄は言いました。 「悲しみよこんにちは」という姿勢と似ているのではないでしょうか。 

 悲しみに向き合うことは大切です。 悲しみに対して逃げ出さず、でも抗(あらが)うことなく落ち着いて悲しみに向き合うことが出来るなら素晴らしいと思うのです。 そして悲しみに遭った時、悲しみに向き合いながら覚えて欲しい聖書のことばがあります。 それはマタイ5章4節の「悲しむ者は幸いです。その人たちは慰められるから。」ということばです。 

 このことばはイエス様が語られたことばです。 あわれみ深いイエス様こそ、どんなに大きな悲しみにある人にも慰めを与えることができるお方です。 「安心しなさい。恐れることはありません。」とイエス様は言われました。 それはイエス様こそ人に救いを与え、死の悲しみ・死の恐れを取り去り、まことの平安を与えることができるお方だからです。

 このイエス様を知っていれば、どんな悲しみにも向き合う勇気が与えられるはずです。 そして本当の慰め、励ましを受けることができるのです。 あなたに本当の慰めと励ましを与えてくださるこのイエス・キリストに出会うために、ぜひ教会にいらしてください。

  ( PBA制作「世の光」2010.9.22放送でのお話より )

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