■聖書朗読の効用

2010/3/10放送

世の光の時間です。　いかがお過ごしですか？　板倉邦雄です。　今日は「聖書朗読の効用」という題でお話しましょう。

　私が初めて聖書を朗読したのは高校二年生の秋でした。　聖書を自分で朗読し、理解するようになって初めて神様のこと、イエス・キリストのことが分かってきました。　

　さて、旧約聖書ネヘミヤ記にも聖書の朗読に熱心に耳を傾けた人々のことが出てきます。　そして聖書のことばを理解した人々は偉大な神様をほめたたえ、神様を礼拝していくのです。　

　さて九月の中旬になりますと南ユダの国民はこぞってエルサレムの都に集まってきました。　そして宗教指導者エズラに、その昔神様がモーゼにお与えになった掟を読んで聞かせて欲しい、と願い出たのです。　エズラはモーゼの掟の巻物を取り寄せ、朗読する姿が誰からも見えるように特製の木の台に立ちました。　そして朝から昼までモーゼの書いた律法の書、現在の創世記、出エジプト記、レビ記、民数記、申命記の中から朗読して聞かせたのです。　巻物を聞くと人々は一斉に立ち上がり、理解できる者は熱心に耳を傾けました。　理解できない子どもや青年あるいは老人の方々もそこにはいたでしょうねえ。　大事なことは神のことばである聖書が朗読され、聞かされるという点でした。　なぜなら、「聖書は、すべて神の霊感を受けて書かれたものであって、人を教え、戒め、正しくし、義に導くのに有益」(2テモテ3章16節　口語訳聖書)な書物だからです。　聖書は人のことばではなく神のことばなのです。

　人のことばでも力がありますように、神のことばにはもっと力と影響力があるのです。　聖書を朗読し、聖書のことばを聞く人に益を与えてくださいます。　私たちを教育してくれます。　私たちを戒めて悪いことを注意してくれる書物です。　曲がった所を矯正して正しいことを行う力を与えてくれるのです。　それがまさに神のみことば・聖書です。　そして私たちに生きる知恵を与えてくださるでしょう。　聖書を手にして朗読してみませんか？　きっとあなたの人生に有益な書物となるでしょう。　

　聖書のことばです。　「聖書はあなたに知恵を与えてキリスト・イエスに対する信仰による救いを受けさせることができるのです。」　第二テモテの手紙　3章15節　(新改訳聖書)


　　( PBA制作「世の光」2010.3.10放送でのお話より )

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