♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■恵みの信仰告白

2010年03月26日 | Weblog
2010/3/26放送

世の光の時間です。 お変わりありませんか? 岩井基雄です。

 イエス・キリストの弟子ペテロは熱い男でした。 確かに彼は熱烈な行動家、大胆な自信家ではありましたが、その反面、不安定で臆病な者でもあったのです。 イエス・キリストが最後の晩餐の席で、五字分がこのあと出会う困難、十字架にかかることをほのめかされた時も、ペテロは「主よ。ごいっしょになら、牢であろうと、死であろうと、覚悟はできております。」(ルカによる福音書 22章33節)と豪語したのです。 彼は自分の弱さにまだ気がついていませんでした。

 彼のことばのあと、すぐイエスは彼にこう言いました。 「ペテロ。あなたに言いますが、きょう鶏が鳴くまでに、あなたは三度、わたしを知らないと言います。」(ルカ 22章34節) このあと人々が、十字架につけるためにキリストを捕らえた時、ペテロは恐ろしさのあまりキリストを裏切り、そして先のイエスのことばの通りに三度キリストを否定してしまうのです。

 しかしイエスはこうもペテロに語っていました。 「わたしは、あなたの信仰がなくならないように、あなたのために祈りました。だからあなたは、立ち直ったら、兄弟たちを力づけてやりなさい。」(ルカ 22章32節)と。

 イエスは彼が裏切ることも御自身を捨てることもご存知でした。しかしその彼のために彼の信仰が無くならないように祈られたのです。 そして、「だからあなたは、立ち直ったら、兄弟たちを力づけてやりなさい。」と、ペテロがその失敗から立ち直ることが来ること、そしてその弱さを知る中で他の人々に力を与え、励ます存在になることも語ってくださったのです。

 きっと彼は三度キリストを否定したあと、このキリストの慰めに満ちたことばを思い起こしたのではないでしょうか。 彼は自分の弱さに、罪深さに気がついたあとに本当の変化、本当に力ある存在、岩のような信仰者として整えられていきました。

 イエス・キリストは人々の弱さを良く知っておられます。 そしてあなたの弱さや愚かさをもご存知なのです。 そしてあなたのために祈っていてくださいます。 あなたが守られ、支えられ、立ち直るようにと待っていてくださるのです。 イエス・キリストはあなたを愛し、支え、あなたを造り変えてくださるお方、あなたのために心から祈っていてくださるお方なのです。 自分の弱さを認め、キリストの愛に生かされる者となりませんか? 

 それではまた聴いてください。

   (PBA制作「世の光」2010.3.26放送でのお話しより)


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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといい

でしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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