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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■十字架と復活をめぐる人々 <バラバ>

2010年03月31日 | Weblog
2010/3/31放送

世の光の時間です。 いかがお過ごしですか。 板倉邦雄です。 

 死刑が決まっている犯罪人が、ある日突然「お前は釈放だ」と言われたらどうでしょう。 今日は、バラバという犯罪人と入れ替わって十字架の死刑になった男の話をしましょう。

 その男は名前はイエスと言います。 今、男はローマの総督ポンテオ・ピラトの法廷に立っています。 ユダヤ人たちのねたみと嫉妬によって連行されて来ました。 ローマ帝国の属国でしたユダヤの国は自分たちで犯罪人を死刑にすることはできませんでした。 イエスという男を死刑にするためにユダヤ人の指導者は、ありもしない罪状を総督に訴えました。

 総督ピラトは、この男が死罪にあたる罪は何も見い出すことはできませんでした。 しかしユダヤ人たちはイエスを「十字架につけろ!」と叫び続けました。 暴動になったら自分の政治生命にかかわります。 総督ピラトは一つの提案を出します。 「今日は皆様にとって大事な過越の祭りの最中です。 毎年この祭りには犯罪人に恩赦を与えることになっています。 そこでだ、暴動を起こし人殺しの罪で死刑になっているバラバか、それともこのイエスという男か、どちらを赦免して欲しいのだ。」 総督ピラトの思惑は、当然ユダヤ人たちは「イエスを赦せ」と答えるだろう、と考えたのです。

 しかし、帰ってきた答えは「バラバを赦せ! イエスを十字架につけろ!」という人々の大合唱でした。 暴動を恐れた総督ピラトは、罪のないイエスを十字架刑に渡したのです。

 この瞬間、罪人バラバと罪のないイエスは入れ替わったことになります。 罪人バラバは神の子イエスの身代わりによって、罪悪の罰である十字架の苦難と死、死の恐怖と呪いから解放され、いのちが与えられ、生きる人になりました。 逆に、罪のないイエスが、バラバの苦悶、死と死の恐怖を受けながら、十字架刑に処せられることになったのです。 罪深いバラバが罪のないイエスを十字架につけたのですね。
 実はこのバラバは、私であり、あなたです。 私のためにイエスが入れ替わってくださったのです。 この神様の私たちに対する不思議なご計画を信じ、受け入れましょう。 

 聖書のことばです。 

 「神の和解を受けなさい。 神はわたしたちの罪のために、罪を知らないかた(イエス)を罪とされた。それは、わたしたちが、彼(イエス)にあって神の義となるためなのである。」 第二コリント人への手紙5章20節、21節

  ( PBA制作「世の光」2010.3.31放送でのお話より )

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