5日(火)、9時30分過ぎに神戸国際会館へ。10時から兵庫県立大学の入学宣誓式が行われた。式場の大ホールには1600名余りの新入生が出席した。
国歌斉唱はマスク着用で静聴。続いて、太田学長が式辞を述べ、県立大学の組織や施設、取り組みなどを紹介し、主体的な学びと生活を樹立してほしいと期待を述べた。次に五百旗頭公立大学法人理事長が祝辞を述べ、その中でロシアのウクライナ侵攻にふれ、厳しい時代に学生生活を送ることになるが、理想と現実のバランスをとりながら勉学に励んでほしいと激励した。続いて、齋藤知事、議長が祝辞に立った。知事は自身の学生時代を、私は神戸商大での非常勤講師を勤めたことなどのエピソードにふれながら入学生にお祝いと励ましの言葉を贈った。
午後は県庁の議長室で執務した。稲木財務部長、正垣住宅再建共済理事長らが着任挨拶に来室。続いて、兵庫ジャーナル社の取材を受けた。
ウクライナでのロシア軍の市民殺戮の実態が次々と明るみに出て、戦争犯罪だとして告発の動きが出ている。女性や子供を含む多くの市民が無惨な方法で殺されたとの証言をする人々の表情には恐怖と怒りが表れていた。
一方、ウクライナから隣国ポーランドはじめ欧米諸国への避難民が数百万規模になっている。日本にも家族や知り合いを頼って避難してくる人々もあり、林外相が20人の避難者を連れて帰ってきた。このロシアの暴虐からウクライナの人々を救うことが大事と、今日の県立大学入学式で五百旗頭理事長も新入学生に呼びかけられた。兵庫県はウクライナからの避難民の受け入れ支援を表明している。電気も水道もない廃墟の一室で、あるいは地下室や地下壕で恐怖の日々を送っている人々に一刻も早く救いの手を差しのべなければならない。
今日の県下の新規感染者数は1965人と、2000人程度で高止まりしている。