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横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

後藤さん 遺体引き取りは 行わず(行えず)

2015-02-03 09:22:23 | 海外
遺体引き取りは困難=菅官房長官(時事通信) - goo ニュース

誰が言いだしたのかわかりませんが昨日2日のTVニュースでイスラム国に殺害された「後藤さんの遺体の引き取り」を言いだした人がいたようです。通常国会開催中ですから議員の誰かが質問したのかもしれません。
幸い官房長官が2日記者会見で「遺体の引き渡しを求める可能性は無い」と明言したので安心しました。
解放要求の過程から「相手側との直接交渉がない」のにいつどこで殺害されたか分からない遺体をどうやって引き渡しを求める事が出来るのか?疑問に思っていたからです。しかも遺体は冷凍保存の利くケースにでも入れれば別でしょうがそのままでは2日と持たないでしょう。

湯川さんと後藤さんの殺害については交渉の過程からマスコミがこぞって「イスラム国の不法・残虐」対「民主主義国(当然日本も)」の戦いで二人の「自己責任論」は問わないとの論調に方向付けされています。

でもそうですかね? 昨年夏ごろ湯川さんがイラクにいった事情や彼を助けるため?イラクへの潜入に失敗した二人に何かの過失がなかったのですかね?!

それとその情報に接した安倍政権が何をしていたのかしなかったのか良く分かりません。年末にかけてはイスラム国は勢力を拡大し米英仏何度の空軍による空爆の援助を得なければイラク軍は自国の要衝を守れない状態に追い込まれていました。
新年になりフランスのテロがあったのにその騒ぎも落ち着かないのに中東歴訪をして関係諸国に2億ドルの援助をイスラエルで公表するのですからその危機管理能力には疑問符が付きます。例え正しい判断があったとしても首相の決断はそれほど強いとも言えます。

まあ昨年夏からの流れを見ると湯川・後藤両人の「自己責任」とばかり言い切るのも問題がありそうです。
でも二人にいささかも油断や余談が無かったと見ればそれはイスラム国の日本或いは4有志聯合に対する憎悪・悪意・話題つくりなどに不用心でした。
改めてご冥福をお祈りします。        合掌


時事通信:
 菅義偉官房長官は2日の記者会見で、過激組織「イスラム国」に殺害されたとみられる後藤健二さんと湯川遥菜さんの遺体の引き取りについて、「あのようなテロ集団、極めて危険な箇所なので、政府としては、最善の情報収集に努めていきたい」と述べ、困難との認識を示した。

 菅長官は、遺体の引き渡しを求めイスラム国と接触する可能性についても「ない」と述べた。その理由について、「テロ組織だから、話が通じるような集団ではない。ほかの国々もできない」と説明した。 
(引用終わり)

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