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横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

防府市、市長が市議半減案を提案へ

2010-06-27 07:52:02 | 政治
市議半減案を提案へ 防府市(中国新聞) - goo ニュース

いやー防府市にも名古屋の河村市長の様な高い志を持った方が居ると感心したものです。しかし名古屋市議会と同様防府市議会の賛同は得られていないようです。

参考に西日本新聞が作った地域の市議会定数が表になっているのを見て驚きました。
法定上限定数は38人から26人まで。
法定上限はそれとして実質定数を見ても38人から18人まで笑っては失礼ですが美弥市に至っては人口2万8千人に26人とみんなで何を議論しているのでしょうかね?

何人が適正規模か?いろいろ議論があります。特に少数党はみんなの声を反映しにくくなるとするのが国政でも市議会でも聞かれます。
うろ覚えですが横浜市は市会議員定数が多いとされてきました。
最近では92人と多少減りました。人口368万人ですからざっと4万人に1人です。
爺が店番している南区が19万7千人で市議5人、3.9万人に1人、自宅のある青葉区が30.3万人で7人、4.3万人に1人とまあ平均も古い区も新興住宅区もつりあいの取れた形で割り振られています。

さて防府市ですが人口12万人に定数36人実勢27人ですからまあ多いといえば多いでしょうね。
地方は市町村合併とかあって旧町の議員定数をそのまま足した様な新市町村が有りました。そんなのは減らさないと行政の無駄が削減されないでしょう。
防府市の場合法定上限は34人ですからこれを半分にするとして17名。実勢の27人からの10名の削減です。
議員さんの側から見れば厳しい戦いになりますね。
まあそれでも7千人に1名ですから緩いといえば緩いのかもしれません。
横浜基準でいけば3名程度でよいのですがね。
まあ市長提案が物議を醸しているようですから半減もすんなりとは行きそうもありません。
遠くの事でわかりませんが市の財政はどうなっているのでしょう?
あとで市のHPを覗いて見ましょう。


西日本新聞:
防府市は18日、松浦正人市長が市長選で公約した市議会定数の半減を実現する条例改正案を公表した。現在の定数27人を13人にする内容。25日開会の定例会に提案する。併せて、市長の給与半額カットと退職手当全廃の条例案も提案する。議会側との調整はついておらず、可決の見通しは立っていない。

 議員定数は、人口規模に応じた上限を地方自治法が規定。各自治体はその範囲内で条例で定める。松浦市長は5月の市長選で財政改革の実績を強調。今後も単独市制を維持する財源確保策として議会定数の半減を掲げ、4選を果たした。

 市議会各会派は対応をめぐり、水面下で検討を進めている。市が公表した条例案について、行重延昭議長は「予想されていたことで驚かない」とした上で「市議の残り任期をかけるくらい腰を落ち着け、事前協議をしてほしかった」と話す。

 議会側は22日の議会運営委員会で、即時採決、委員会付託、継続審議などの取り扱いを協議する方針だ。(引用終わり)


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