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横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

クリントン氏 2記者と北朝鮮を出国

2009-08-05 12:22:50 | 海外
北朝鮮、拘束中の米2記者に特赦(朝日新聞) - goo ニュース

今朝NHKのラジオニュースはクリントン氏の訪朝とそれに続く金総書記の会談で
「拘束されていた米国2記者に特赦がされクリントン氏と出国」と報じていました。
下記の報道では10時半頃「クリントン氏と記者の搭乗機は日本の三沢基地で給油」したそうですから今頃は一路家族の待つロサンゼルスへ飛行中でしょう。

北朝鮮中央通信は早朝「クリントン元大統領が「不法入国し反共和国(北朝鮮)の敵対行為を行ったことに対し深い謝罪の意を示し、彼らを人道主義の見地から寛大に許し帰還させることへの米国政府の切実な要請を丁重に伝えた」かつ「両国間の関係改善方法に関する見解を盛り込んだオバマ大統領の口頭メッセージを伝えた」とも報じたそうです。
一方オバマ政権は口頭であれ何であれメッセージは託してないと否定したそうです。
外交は武器を持たないで優雅にお茶を飲みながらテーブルの下で猛烈な蹴り合いをする様なものだそうです。

元民主党の大統領で現国務長官の夫である方が訪朝したのですから「子供の使い」な訳は無いでしょう。

クリントン氏は大統領時代に国務長官オルブライトを派遣しその時代の「米朝合意下相談を工作させましたが」合意の目処無く自身の訪朝を断念しています。
その線の伝手は充分あるでしょうし夫人はオバマ政権の現役国務長官ですから「北朝鮮が渇望する米朝二国間の秘密メッセージ」があって不思議でありません。

北朝鮮は米国を交渉に引きずり出すため「記者の拘束と懲役12年の労働教化刑」米国はそれが分かっていて「元大統領の派遣と何やらの手土産
僅か2日で人質を救出してきました。
腐っても鯛の貫禄はありますね。


追記:日本時間夜9時50分頃一行を乗せたジェット機はロサンゼルスに到着。
お付を飛行場に下ろした後、格納庫の中に特設された式場でクリントン氏と記者二人が盛大な帰還歓迎の様子が流された。

朝日新聞:
【ソウル=牧野愛博、ワシントン=村山祐介】北朝鮮の朝鮮中央通信は5日、拘束されていた米国人女性記者2人の特赦を金正日(キム・ジョンイル)総書記が命じたと伝えた。同通信は金総書記とクリントン元米大統領との会談について「対話の方法で問題を解決することで一致した」とし、クリントン氏の訪朝を高く評価した。クリントン氏は記者2人とともに同日朝、平壌を出発。一行を乗せた飛行機は米軍三沢基地で給油し、記者の家族らが待つ米ロサンゼルスに向かった。

 特赦を受けたのは、米カレントテレビの記者で、韓国系米国人のユナ・リーさんと中国系米国人のローラ・リンさん。3月17日に中朝国境で取材中に北朝鮮当局に拘束され、6月に労働教化刑12年の判決を受けていた。
(以下省略)

写真:トムソンロイター

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