王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

「トランプ後」米政治占う 弾劾裁判、9日から

2021-02-08 11:25:06 | 雲の上団虎郎一座
トランプ前大統領の弾劾裁判がいよいよ明日(と言っても現地時間9日)に迫ってきました。余り日本では報じられませんが時事通信が幾つか確認できることを報じています。弾劾裁判を本来主宰するジョン・ロバーツ最高裁長官に上手に逃げられたため、ここをクリック⇒民主党の上院長老のレーヒー上院議員が裁判長を務める事になりました。
レーヒー上院議員です(ネットより)

下院の訴追案を受け取る日に体調不信を打った訴え入院となりましたが、この報道によればレーヒー上院議員が裁判を仕切る様です。そしてトランプ前大統領の弁護団の何を主に「反訴するのか」については「憲法違反」を前面に出したと報じています。まあ、共和党内の弾劾に賛成した勢力を考慮すれば「退任後の民間人を弾劾するとは憲法違反ではないか!」と主張する事は表面上は「2020大統領選の不正」を訴えるより理性的に見えます。
またトランプ前大統領は「裁判での宣誓を拒み、出廷もしない」そうですから部路の弁護士対民主党上院議員(中には弁護士資格を持つ方も居るようですが)で裁判は進むようです。両党とも長期の裁判を望まないとかで1週間のスピード裁判になる可能性もあるとの事。
どうなるかこれは「弾劾裁判」ですから米国の大手メディアも報じるかもしれません。楽しみです。

写真:トランプ前大統領 (20年12月)

時事通信:
【ワシントン時事】支持者による米議会襲撃を扇動したとして弾劾訴追されたトランプ前大統領(共和党)の弾劾裁判が9日から上院で始まる。民主党は、暴動を招いた責任を立証し「トランプ政治」からの脱却を名実ともに国民に印象付けたい考え。一方、トランプ氏の影響力がいまだに残る共和党は、有罪評決への賛否で各議員が踏み絵を迫られ、裁判の行方は党の今後を左右しそうだ。
 民主党は上院に提出した準備書面で、5人の死者を出した1月6日の議会襲撃での、トランプ氏の「疑いのない責任」を指摘。その直前の集会で「死に物狂いで戦う」よう支持者に求め、怒りに満ちた群衆が暴徒と化すことは「完全に予見可能」だったと断じた。
 審理では、トランプ氏の言動と議会襲撃の因果関係を証明するため複数の証人招致を検討。ただ、民主、共和両党とも裁判の長期化は望んでいない。このため、1週間程度のスピード結審となる可能性もある。
 一方、共和党では、退任したトランプ氏に対する弾劾裁判は「違憲」として打ち切りを求めた決議に9割の上院議員が賛成した。議会襲撃自体は非難しつつも、根強い「トランプ人気」から、簡単には反旗を翻せない実態をうかがわせた。
 トランプ氏は裁判への出廷を拒否。弁護団は準備書面で、退任後に裁く「違憲性」を前面に出した。議会襲撃ではトランプ氏を弁護したくない共和党議員も、違憲性を争点にすれば「造反しにくい」という見立てからだ。
 弾劾裁判長はレーヒー上院議長代行(民主)が就いた。与野党50対50の上院でトランプ氏を「有罪」とするには、共和党から少なくとも17人の賛成が必要で、その可能性は低い。有罪評決が下された場合、上院はさらに過半数の議決で、トランプ氏が将来公職に就く資格を剥奪できる。
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