王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

ウクライナに戦闘機提供案 米国務長官が示唆 ポーランドは否定

2022-03-07 09:12:41 | ロシア関連
米国のブリンケン国務長官は3日から8日の予定で欧州各国を歴訪中です。
前半はベルギーのブリュッセルでG7外相会議やNATO外相会議に出席の後、5日ポーランド、6日にモルドバを訪れました。
その6日モルドバでの話ですが、ポーランドによるウクライナへの戦闘機供与を「積極的に検討している」と述べたと報じられました。ポーランドが保有する旧ソ連製戦闘機を供与し、米国がポーランドに補填機を提供する計画が浮上しているのだそうです。
ポーランドの首相府は当然の事ながら「ポーランドは戦闘機をウクライナに送らず、飛行場を出撃に使わせない」とツイッターで否定したそうです。
プーチン大統領は「ウクライナに飛行禁止区域を設定するNATO国はロシアの敵と認定する」と発言してますから、実施は難しそうです。戦闘機をウクライナに送るには”飛行場が使える事、燃料補給や保守点検のための要員が必要な事を考えれば”実質戦闘部隊の派遣ですよね! ロシアのウクライナ侵攻の前から「ウクライナに武力介入しない」としていた米国が何をいまさらこんな事を言い出したか疑問です?? ウクライナ政府に対するリップサービスにしては発言が軽いですよね。 ⤵ ⤵ ⤵
ところで、ロシア軍の砲撃により市民に多数の死傷者の出ているキエフや主要都市での惨状ですが、まだ続きそうで心配です。
久しぶりに台湾系youtube の開鍵時刻の最近版を見ました。台湾の方が早口で語る中国語が「白いテロップで繁体字で流れます」が早くて全部は理解できませんが映像と合わせると次の様な事を言っています。
2014年の東部2州の親ロシア派による自治区独立で、ミンスク合意が出来て以来、8年余り米国はCIAを主体に軍事顧問団を残し、ウクライナ軍の教育訓練から補給を続けてきた。そのため、ロシアの当初目的=4日ほどで首都キエフ陥落が果たせなかった。これは8年間の間に精強となったウクライナ軍の抵抗の成果である。またロシア軍は春先のぬかるみの為、トラックや戦車が足を取られ、移動に困難を極めている。作戦の当初、キエフに残した新ロシア派によるウクライナ政府幹部暗殺も{事前に察知され500人すべてが拘束された」ロシア軍のGPSは通信妨害により「作戦目的地に行き着かない」「キエフ攻略のロシア軍主力第41軍の副司令官はキロ単位の遠距離から狙撃され士気が落ちている」等 遠距離砲撃による首都周辺の建物を民間のマンションだろうと病院や学校だろうと関係なく破壊(無人の地区)にしなければ前進できないと観測していました。結果的にこの行為が「残酷、無慈悲」と国際的憤激や非難をロシアに向け発せられる事になっています。
従って、台湾風に考えれば「ウクライナに対空ミサイル、対戦車砲などがもっと大量に渡る事、次いで医薬品と食料や燃料が陸路補給される事がプーチン大統領に戦術核にしても原子爆弾を使わせない手段でないかと素人目には思えました。また欧米を主体とした金融制裁が急速に効果を上げていて、ルーブルが価値を落としていて、ロシア市民の生活が混乱している様です。
ここは、無策に見えても「我慢比べ}です。プーチン大統領は「要求が満たされたら停戦する」と言い出しています。戦いのはじめと同じ要求では「停戦交渉はまとまるはずも有りません」。
まずは現状で「発砲止め}が双方から提案されるのか? 力が有る仲介国が出るか? 
その間の補給戦にどちらが優位になるかでしょうかね?

写真:モルドバでのブリンケン国務長官〈ネットより)

産経新聞:
【パリ=三井美奈】欧州歴訪中のブリンケン米国務長官は6日、訪問先のモルドバで記者会見し、ポーランドによるウクライナへの戦闘機供与を「積極的に検討している」と述べた。ポーランドが保有する旧ソ連製戦闘機を供与し、米国がポーランドに補填機を提供する計画が浮上していると認めた。
ブリンケン氏は記者会見で、ウクライナへの戦闘機支援について「ポーランドが提供を決断すれば、われわれがどのように穴埋めできるかを考えている」と発言した。時期については明らかにしなかった。
ウクライナで制空権をめぐる攻防が激しくなる中、ウクライナ政府は北大西洋条約機構(NATO)に対し、飛行禁止区域の設定、あるいは戦闘機の供与を強く求めていた。米紙ウォールストリート・ジャーナルは6日までに、米政府関係者の話として、ポーランドの戦闘機提供に伴い、米国がポーランドにF16戦闘機を補塡(ほてん)する案が検討されていると報じた。
ただ、ポーランドの首相府はツイッターで「ポーランドは戦闘機をウクライナに送らず、飛行場を出撃に使わせない」と発信し、提供を否定している。
モルドバでの記者会見では、ブリンケン氏とともに登壇した同国のサンドゥ大統領が、モルドバ東部トランスニストリア地域に駐留するロシア軍について懸念を示し、米国に支援を求めた。同地域はウクライナに隣接。1990年にロシア系住民が「独立」宣言し、千人以上の露軍部隊が駐留しているとみられている。
記者会見は、インターネットの動画で公開された。
(引用終わり)
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「ブロックオファー」の禁じ... | トップ | 7日 日経平均 大引け 大... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ロシア関連」カテゴリの最新記事