王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

少子化問題 その1 これは国策の根幹です

2005-09-24 13:13:53 | 少子化問題
日本の総人口は2006年の1億2774万人を頂上に2050年には1億0059万人と2715万人減少する(平成14年厚生省の国立社会保障・人口問題研究所) 更に最近の発表では2005年1-6月上半期では赤ちゃんの出生数が総死亡数より3万余人少なかった もしこの傾向が年間を通して続けば日本の人口は平成14年の予測より2年早く減少を開始する事となる 

その原因について 雇用不安定、生活環境悪化、結婚願望希薄、高齢出産等など その対策には数年まえから複数省庁が合同でエンジェルプランを提示し保育所の増設、入園待機児童の解消、子育て支援センターの開設やその他 自治体でも乳幼児医療費¥0 政党もマニフェストで育児助成金xx円と訴える まあ何もしないより良い            

でも爺は何か少し違うと思う 人口の増減は地球という星の消長に連動している 最近では2020年エネルギー問題といわれる地球のエネルギー枯渇を日本人の遺伝子がいち早く捉えこれ以上は増えられぬと察知したから増えないのです 少子化問題を少子化対策と矮小化して捉え役人が猫なで声で出産を迫っても増えないものは増えない これが冷厳な事実です

しかも日本では750兆円ほどの債務がある由 今おぎゃーと生まれる赤ちゃんも含め割り算すると590万円/一人という物凄い借金漬けなのです 判りやすく言えば一家六人で3600万円も借金がある この赤ちゃんに返済の能力ならびに義務があるのか 断固ないのです しかもこの後爺婆は長生きし浪費を続け(貸してくれる人が居るとして)借金は700-800万円ととめどなく増えるのは間違いありません
この借金は今生まれている赤ちゃん、今年20歳の若者、今から20年前20歳だったもの つまり今年40歳の人達 2005年現在40歳以下の日本人はこの借金から開放してやらねばなりません 人口が年々減ってゆくのですから(冒頭で記したように44年で22%も減る) つまりGDPも税収基盤も増えるはずが無いのです 景気を良くして税収を増やせば赤字は減るなど世迷いごとです 年金100年の計など絵空事です 今度の衆議院選挙で自公で議席の3分の2をとりなんでも出来るとマスコミに警戒されている小泉総理 お願いです モラトリアム、簡単に言えば徳政令、一切の借金を払わなくて良いとの特別措置を講じてください これには民主党でも民社党の一部でも賛成してくれると思います 連立の枠組みを超えて国民多数の賛成を得られてこそ内閣総理大臣でなく日本国総理大臣と呼ぶに相応しいお方といえましょう
その上で年金問題、官僚制度の解体、構造改革による年次予算の均衡、その他もろもろを考えましょう

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