王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

ベネズエラ 2人の大統領? 内戦へ??

2019-01-31 11:37:09 | 米国(トランプ)関連
28日米政府はベネズエラの国営石油会社に対し、米国内の資産を凍結するなどの経済制裁を発表したそうです。
ベネズエラと言えば一頃やたらと反米姿勢のチャベス大統領が石油収入を担保に「バラマジ政策」をやっていたなーと覚えている程度でした。
ここ数日日本でも現職大統領とそれに反発する国会議長が対立してそれぞれに大国がついて分裂している模様が報じられています。
さてチャベス大統領はどうしているの?と思ったら既にに2013年がんで死亡していました。
もう5年も前の話なんですね。 チーとも知りませんでした。

マドゥロ現大統領ですがチャベス時代の副大統領でチャベス死後、臨時大統領を経て大統領1期目、そして大統領への権力を集中(野党候補を排除)する憲法改正を行い昨年5月に2期目の大統領に当選。そしてこの大統領選に不正があったと野党側が抗議している図式の様です。
30年前ならCIAの画策により軍事クーデターでマドゥロ政権崩壊だったのでしょうがそうはいかないようです。
そして現政権にはロシアと中国が巨額の借款を与えて援助してきました。しかし石油資源が凍結されたり政権が崩壊すると投資がパーになります。なんと反政府のグアイト国会議長には米国や英、豪、カナダ、イスラエルやボリビアを除く中南米諸国もついている様です。

どうなりますかね? ロ中がどんな形で現政権を助けるのか見ものです。
人権問題を口にしないトランプ政権が莫大な原油埋蔵量を持つベネズエラをどう扱うのでしょう?
原油価格の行方が気になる日本の年金暮らしの心配でした。
じっと見守りでしょうね。


写真:米国と断交したマドゥロ大統領

スプートニク:
アレッサ外相はスプートニクからの取材に対して、「ラテンアメリカの国家クーデターは常に米国政府がおしつけてきたものだと思う。ボリビアのモラレス大統領もかつて、半球で唯一、クーデターを経験していない国は米国だが、その理由はワシントンには米国大使館が存在していないからだと語ったことがあった。この意味でトランプ政権は国家クーデターの裏に立っていた。クーデターを推し進めてはおらず、前方の端にいた。米政府は先に立っていて、米国の命令に従う衛星国に対するのとまったく同様に、ベネズエラの右翼にシナリオを指図した」と語っている。

ベネズエラのグアイド国会議長は23日、自らをベネズエラの大統領代行と宣言。マドゥロ大統領による権力簒奪を停止させるため、全てのことを行うと明言したほか、軍による支持のもとで暫定大統領に就任する用意があるとも表明した。これに対しマドゥロ大統領は、グアイド議長が憲法違反の大統領であると述べ、国民に対し「最大限の動員」を呼びかけた。

現在、米国のほかにカナダ、アルゼンチン、ブラジル、チリ、コロンビア、コスタリカ、グアテマラ、ホンジュラス、パナマ、パラグアイ、ペルー、グルジア(ジョージア)がグアイド氏をベネズエラ大統領代行として認める声明を表している。
(引用終わり)

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