王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

英のEU離脱 本格化 !!

2017-03-31 10:01:59 | 英国とEU
英の離脱文書にEU反発「脅しのようで不適切」

ウェブニュースで28日(多分現地時間)英国のメイ首相がEU離脱文章にサインした居る写真を見ました。
29日にはEUに通告されたとあります。
通知文は英文6ページだそうでEU側は通商と安全保障を取引していると非難しているそうです。
トランプ大統領の就任後も駐留費を増額しなければ米軍は引き上げるとの発言がありました。同様の非難が起きましたが日本はもちろんドイツとの関係も適当な線で落ち着きました。

今回の通告に至る時間は昨年6月末から数えて僅か9か月間の変化です。
その前月5月末の伊勢志摩サミットでは英国の首相キャメロン氏が「安倍首相が消費税10%の導入を延期する理由に世界で」新たな経済危機がーー」とか述べた時に「そんな危機など無い」と断じていました。そう確かにその時点ではなかったのですが離脱を受けて首相辞任となりました。

一般的解説ではリスボン条約50条とやらにより2年間でEUとの交渉には出口が無いとの意見が一般的です。
EUとの離脱には7兆円程の未払い金の整理が必要とか。また英国の一部をなす「北アイルランド」がEU離脱を望まず「独立投票が再燃しそう」と外交と同時に内政に困難な問題を抱えています。
下是輪でいえば「泥沼の離婚騒動」ですから慰謝料もしくは手切れ金は必要でしょうから後はタフな交渉でしょうね!
英国ファーストを声高に叫ばないまでも「移民の無原則な増加で困っている英国人もいる様です」
シャイで気短で土下手な日本人がしっかり見守るべき交渉事です!!
しっかり見守りましょう!


写真:離脱文書に署名するメイ首相(ロイター)

読売オンライン:
【ブリュッセル=横堀裕也、ロンドン=角谷志保美】欧州連合(EU)からの離脱を通知した英国の文書に対し、EU側が反発を強めている。

 安全保障面での協力と通商関係を取引しようとするような表現があり、「脅しのようで不適切だ」と受け止められている。

 29日に公表された通知文は英文6ページで、離脱交渉で英国側が目指す合意内容の概略を記載している。英国がEUとの合意を目指す「深く特別なパートナーシップ」の核として、「経済と安全保障の両分野での協力」を挙げた。その上で、「合意に達しなかった場合」として、「安全保障面で、犯罪やテロとの戦いを巡る協力が弱まる」と指摘した。高い水準の自由貿易協定を結べなければ、安全保障面での協力を控えるとの意思を示したととられている。
[引用終わり)
コメント
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