2011年度一般会計 ９２兆４千億円

一般会計９２兆４千億円 予算案、２４日に閣議決定(共同通信) - goo ニュース

２０１１年度の一般会計の予算案が決まり今日２４日夕閣議決定するそうです。
一般会計総額は過去最大の９２兆４千億円程度となりました。

歳入歳出の別や項目別の数字は追って新聞にでるので言及はその時にしますが兎に角物凄いばら撒きに税収が追いつきません。
話が少し戻って自公政権時代の小泉首相の頃２０１１年度にはプライマリーバランス（解説は欄外参照）を均衡させるとの財政健全化案があり赤字国債の発行は３０兆円を目処としていましたが３２兆円になる年があり小泉首相が「３０兆円超えはたいした問題でない」との発言をして物議を醸しました。

その赤字国債の発行高ですが１１年度予算では４４兆３千億円規模だそうです。
３０兆円なんてお笑いになってしまいました。
国の政策費である一般歳出は５４兆円に及びます。これに対し税収が前年よりやや持ち直したものの４１兆円程度でですから不足分は赤字国債頼みになりますよね。

政権交代を果たしたものの予算編成から見る限りは「革新性」とか「目の覚める様な」切り口は無く「子ども手当て」「農家個別補償」をはじめとする社会主義的ばら撒き政策が先行していたずらに財政支出規模を大きくしてしまいました。
この結果は財務省発表の「国債及び借入金現在高」９月末現在に有るとおり９１０兆円におよび１０００兆円は目の前です。

この付けは元気な小中学生は元より今日生まれた赤ちゃんに迄「付回し」されるのです。
日本人が３０年５０年先まで穏やかに楽しく暮らしてゆく為には「国債及び借入金現在高
」を解消する方法を提案し国民的合意を得られるお方が「本物の日本の指導者」です。
どこに隠れて或いは埋もれているのでしょう？

このままでは菅内閣による４４兆円の借金追加のクリスマスプレゼントですが国民は要りません。


【解説】プライマリーバランス：
基礎的財政収支。国の財政収支の状況を表わす1つの指標。1）国の収入のうち、国債発行による収入（つまり国の借金）を除いたものから、2）国の支出のうち、過去に発行した国債の償還と利払いを除いたものを比較した場合の収支バランスをいう。 つまり、国債発行に伴う収支は別として、税収入などの本来の収入で、国民のために使われるべき支出（地方交付税交付金、社会保障費、公共事業費、防衛費など）が、まかなわれているかどうかを示す。 プライマリーバランスが赤字の場合、新たに国債を発行することで借金を重ね、将来の世代に負担を転嫁することになる。

共同通信：
野田佳彦財務相は２３日、首相公邸を訪れ、菅直人首相に２０１１年度政府予算の最終案を報告した。最終案は２２日の首相指示を受けて科学技術振興費を修正し、１０年度当初予算より増額。一般会計総額は、当初予算として過去最大の９２兆４千億円程度となる。首相、財務相の会談で、主要事項の調整はすべて終了した。政府は予算案を２４日夕に閣議決定する。（共同通信）