王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

円急落 一時93円目前 菅財務相の発言を受け

2010-01-08 08:37:54 | 経済
円急落、一時93円目前=菅財務相の発言受け-東京市場(時事通信) - goo ニュース

今朝のドル円相場は8時現在93.47円とウエブの朝日新聞に載っています。

それはさて置き7日午後菅財務相が記者会見で「もう少し円安(95円?)が望ましい」と発言した事に市場が反応して円売りが進んだ結果とされています。
まあ口先介入の効果があった様に見えます。

しかし急速かつ極端な円高は輸出業者に取って死活問題ですが石油、食料品他輸入業者に取っては買値が安くなりひいては小売価格が安くなるのですから悪い話ばかりではありません。
1ドル95円位だと「誰がどう望ましい」のか菅財務大臣は説明する必要があります。

現在のドル円の為替相場は米国のドル垂れ流しと日本の(赤字国債とドル買い)円垂れ流しの比較の中で決まっているのです。
一昨年秋のリーマンショック以来米ドルに対する信認が揺らぎ円高傾向は避けられなかった所に昨年11月末のドバイショックが追い討ちをかけ84円台まで急激な円高を見せました。
あの時は藤井全財務相が「直ちにドル買いに出動する様な反応を見せなかったのでドル高容認と見られ余計に円が売られた」との説がありましたが年末には90円台に落ち着き新年を迎えました。

菅財務相の下、日本の財政が確り立ち直れば「円高」は必至ですから輸出に頼らぬ国策を策定して欲しいものです。
国債と借入金残高860兆円を越え「円に対する信認」が無くなれば直ぐ1ドル100円にも110円にも戻ります。それで円安では一般国民は困ってしまいます。

管財務相に期待することは「為替相場に口先介入する」事ではありません。
特別会計を厳しく監査し埋蔵金の30億円ほども毎年一般会計に戻し入れて減税をやって見せてください。
使えない米国債(ざっと1兆ドル円にして90兆円)を担保に「無利子の政府債」を日銀に差し入れ発行済みの国債50兆円程も買い戻しして見せてください。毎年古い国債を償還(買い替え)と金利支払いの為、新たに国債を増発すると言うサラ金地獄の絵図から国と国民を開放してください。
その結果円高が進んでも国民は悠々と生活出来ますよ。
検討してみてください。お願いします。


時事通信:
 7日の東京外国為替市場は、菅直人新財務相の円高是正発言を受けて円売り・ドル買いが加速し、円は一時1ドル=92円90銭付近まで売られた。午後5時現在は92円79~80銭と前日比68銭の円安・ドル高。

 午前中は米雇用統計発表を控え、92円台前半で様子見の展開が続いていた。午後に入り、菅財務相が就任会見で「為替相場はもう少し円安の方向に進めばよい」「経済界では90円台半ば(95円)あたりが適切との見方が多い」と述べたため、円売りが膨らんだ。 (引用終わり)
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする