Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

こんな「平成最後の新党」は願い下げだ

2019-04-10 14:25:34 | 国際・政治

医療ネタで知られた噺(はなし)家・ケーシー高峰さんが逝去された。医師一族のご出身で、初めは同じ道を目指されたも、途中で芸能道に進路変更されたやに聞いている。人気を博した 医療問題がテーマの漫談に加え、俳優としても実力を示された様だ。少しは医療の諸問題に関心を持てる様になったのは、或いは同氏のお蔭かも知れない。同時に、東日本大震災の被災地各所にも心を配られていた由。ご出身の山形から、福島いわきで後半生を過ごされた事も、そうした事共と関連した事だろう。惜しい方を亡くした。心よりの弔意を申す次第。

もう一つ。平成→令和への改元タイミングに合わせた訳でもないだろうが、我国の通貨 10000円、5000円、1000円の各紙幣が偽造対策もあって、数年以内に図柄変更される事になったとか。新紙幣には明治期にご活躍の著名人が選ばれ、我国近代経済の父と謳われる大実業家・渋沢栄一翁→10000円、女子教育の草創期に尽力され、津田塾大の創設者でもある津田梅子師→5000円、戦前の我国細菌学の権威とされる北里柴三郎博士→1000円の各紙幣を飾る事になる様だ。今後進むキャッシュレス時代に、紙幣刷新の重要性を疑問視する向きがあるのも事実だが、一方で依然として通貨偽造が横行し、又 我国内での現金信仰が根強くある現状を考えれば、紙幣刷新の発表は妥当なものであり、数年後の流通に支障なき様 粛々と準備を願いたいものであります。

又も前置きが長くなり恐縮。本題です。先日行われた統一地方選前半戦。これを見る限り、自公を初めとする与党勢力が善戦し、概ね過半数を制した様だ。まだ後半戦の結果待ち状態で この時点での断定は控えるが、野党側は立憲民主党が一定の善戦を見せるも、他は伸び悩んでいる印象を受ける。その様な中 前出の立憲民主党と同じ旧民進党が出自の国民々主党と自由党の合併構想が一度は日程に乗るも、交渉進展が疑わしい状況にある様だ。以下、先日の某ネット記事を引用して、見て参りたい。

「なるか『平成最後の新党』国由合併、期限の月末へ正念場」

非自民勢力が離合集散を繰り返した平成が 間もなく幕を閉じる。合併を模索している国民民主・自由の両党は、奇しくも平成最後の日である 4/30を合併構想の結論を得る期限と決めた。ただ、国民民主党側の党内手続きは遅々として進まず「平成最後の新党」結成の成否は見通せない。

「ちょっと長くかかり過ぎているのかな。匍匐(ほふく)前進。少しずつ前に・・」国民民主党・玉木雄一郎代表は 4/3の TBS番組収録で、自由党との合併構想に関し「匍匐前進」という言葉を繰り返し口にした。

玉木同党代表の表現が決して大袈裟とはいえない程、合併への国民民主党の動きは膠着状態にある。そもそも玉木代表は、自由党・小沢一郎代表との 1/24会談で「一カ月以内」の合併を目指すことで内々に合意していた。ところが、合併後の展望を不安視する声も絶えず「丁寧な党内議論」を強いられ続けているのが実相だ。国民民主党中堅幹部は「合併すれば、小沢氏に食い尽くされる。歴史が証明している」と不安を漏らす。

国民民主党・玉木代表は自由党との合併の先に 野田佳彦前総理大臣らを含む 旧民進党勢力の糾合を見据えているが、野田前総理との間に確執を抱える自由党・小沢代表と組めば、大規模な再編は遠のくとの見立ても根強い。煮え切らない国民民主党に対し、自由党・小沢代表はしびれを切らし始めている。4/2の記者会見で 4/30までに決着を得るとした国民民主党・玉木代表との合意に触れ「4月中にはケリをつける。結論が出ない様だったら、この話はなしだ」と破断の可能性に言及した。

足踏み状態の中、両党の温度差も浮き彫りになっている。自由党・小沢代表は 4/9告示の衆院大阪 12区補欠選挙を巡り、現職衆議を無所属で擁立する共産党の判断を「良いことだ」と評価し、支援に前向きだ。対照的に 自主投票方針の国民民主党は、現状では積極的に推す雰囲気は乏しい。同党・玉木代表は 4/3の記者会見で「何ができるのか考えたい」と述べるにとどめた。

平成の 二度の非自民政権樹立の立役者である自由党・小沢代表は、国民民主党との合併を 三度目の政権交代に繋げる思惑を抱く。ただ、同氏が主導した「民由合併」などの過去の再編に比べ、今回の合併構想は規模などの面で見劣りが否めない。旧民進党分裂に端を発した混迷から抜け出せないまま、野党は平成の次の時代に踏み出そうとしている。(引用ここまで)

記事を読んで「良い復習になりました」と一礼申したい所だが、どうもそこまでの気にはなれないのが正直な所だ。特に記事の結び「混迷から抜け出せないまま、次の時代に踏み出そうとしている」の下り。踏み出そうにも足元が覚束ないのが実態ではないのか。玉木国民々主代表も、小沢自由代表からの合併構想に接した時「反安部反自民」の一心から衝動的に話に乗った所があったのではないか。初動がその様な不安定では、党内議論に手間取るのは当然だろう。増して、小沢自由代表の「政策より政局」思考は、与野党問わず政界では悪評が高いと聞く。「歴史が証明する」所だろう。「目標の為に手段を選ばぬ」極左過激勢力ばりの強硬姿勢は、国民々主党内に少しは存在するだろう良識派の疑念と反発を招いてもむべなるか。こんな事で、合併に向けての党内調整が今月中に進むとはとても思えない。

「ちょっと待て!その無所属は 共産党」ネット上で、そんな標語を拝見した事がある。前出の衆院補選でも、日共は その詐欺的手法を行使し、小沢自由代表は「良いことだ」と鵜呑みにしているではないか。本当に「政策より政局が大事」の証左だろう。そんな姿勢に期待する国民市民はいない。政権交代したら、無為無策だったでは済まされる訳がないだろう。旧民主党政権より劣化する恐れさえある。自由党では共同代表だったとされる山本太郎参議が別会派を立ち上げる話も聞こえて来ているが、自由党会派には留まるらしい。結局は、政局向けの動きだろう。国益や国民市民の福利よりも自勢力都合優先の連中に、与する訳には参らない。今回画像は、拙居所からも遠くない 金山副都心の桜花の様子。今春のが今一につき、昨春の様子を。以下に、亡きケーシー高峰さんのパフォーマンス動画をリンク致します。 https://www.youtube.com/watch?v=ri1Qm5uGtMU

コメント (2)
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