Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

立憲民主党の「越えられない壁」を考えた

2019-04-16 20:52:47 | 国際・政治

フランス国現地時間の昨夕、我国時間の今日未明、同国の精神的支柱とも謳われ 世界文化遺産にも選ばれた歴史遺構、パリ市のノートルダム寺院・大聖堂が大火に見舞われ、同寺の象徴でもあった尖塔を初め 建物の多くが焼失に至った。又、消火を担った消防関係の方一名に重傷を生じたのも遺憾。収蔵の歴史遺産多数の無事が、不幸中の幸いと言うべきか。今は心よりのお見舞いの意と共に、例え相応の月日、出費や労力を要しても 必ずの再建を祈念したいものであります。

同時に、前述の ノ大聖堂の災禍は、我国の歴史遺構や文化財の防災にも、大きな教訓を残したと思う。我国にても原因は横に置くとして、過去に法隆寺や金閣寺、東大寺等にて 決して小さくない火災が複数回生じており、主要部位に ノ大聖堂同様の木部を多く抱えている。歴史遺構や文化財を訪ねる立場の我々を含め、普段からの防災を地道に考える必要を 改めて感じる所。ノ大聖堂同様に 何世紀も経た現代の消火技術がそのままでは使えないケースもあり、それこそ人智が試される場面も多くあろうが、必ず良き方策を手にできる事を信じたく思う。

本題です。防災の引っかけた話ではないが、この所安部自公内閣にて、閣僚が舌禍から辞任するケースが相次いだ。確かに与党の一強時代が長く続き、安倍内閣も長期政権の弊害ともいえる タガの緩みと言うか、統御・ガバナンス能力の低下を窺わせる事象が見られるのは事実。安部総理大臣は麻生副総理大臣や菅(すが)官房長官など主要閣僚などと連携の上、任命責任を強く意識して 国民への謝罪意識を持ちながら事態の収束へ向け 誠実な対応を願いたいものだ。

その上で、野党の追及姿勢の不良にも 厳しい目を向け続けたいものだ。辞任の桜田前五輪相、塚田前国交副相・二閣僚の不適切発言につき、安倍総理大臣への必要な問責に留めるなら当然の権利行使の範囲だが、特定野党の動きはその範囲に留まらず、明らかに倒閣狙いの 妥当な範囲を逸脱した暴挙レベルのものだろう。任命責任を問う為の、両院にての集中審議要求も 与党側は応じない意向の様だが、両院予算委員長はいっその事「前例なし」との消極的理由だけでなく「特定野党の質疑姿勢が余りに不良。よって集中審議の開催価値なし」との本当の理由を吐露したらどうなのか。それで特定野党が審議拒否の構えに出たら、それは恫喝ではないか。昨年の同じ頃にも、特定野党は 18日にも亘る審議拒否の挙に出たが、同じ気でいるなら 恐らく近日の統一地選後半戦や衆院補選、今夏参院選の悪影響を覚悟する必要があろう。

こうした体たらくを見ても、第一「特定」野党・立憲民主党は、本気で地盤を固めて国民的支持を取りに行く気があるのか、拙者などは疑問だ。党支持率は未だ 5%を割る有様だし、先頃出された枝野党代表の「政権交代構想」も、信頼性は低迷したままだろう。旧民進党左派勢力の寄せ集めにより、党の方向性は 限りなく旧社会党へと近づいたも、底の奥の浅さはどうしようもないだろう。国会運営への対応は、年功の差に留意するとしても 旧社会党の方がマシだった様な気がしてならない。

枝野党代表は、演説ではもっともらしい偉そうな言葉を発しても、本当の所は 旧社会党の歩みからさえ本気で学ぼうとしていないのではないか。それは立憲民主執行部や主要両院議員連中の不良姿勢にも表れている様な気がしてならない。とまれ、このままでは支持を大きく上向かせるのは無理だろう。今回画像は、昨年初夏に当地西郊を行く JR北陸線に姿を見せた 蒸機列車の様子。画像には映らぬも 日曜とあって、多くの撮影各位で賑わったものです。以下に、関連記事をリンク致します。(私的憂国の書様) http://yukokulog.blog129.fc2.com/blog-entry-3429.html

 

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小川榮太郎さんのご見解に思う事

2019-04-13 20:58:47 | 社会・経済

名古屋市内の、拙居所辺りの桜花も どうやら見頃を終わった様だ。この春は、先月下旬の開花から先日まで 比較的長続きした方だといわれる。過日も記したが、見頃の終わりは拙者とて残念。しかしながら、花の時季を当地だけで独占していてはならぬのも事実。春の一時期、儚い程短いのが 桜の魅力の一つなのだと強く思う。仮にもし、前述の芳しからぬ事を考えたとしたら、それは東北日本の各地や 当地中部の山間の各位から「見頃を独占するな!」盛大に非難される事だろう。花の見頃の指標「桜前線」は、南から北へと移ろって行くものだ。又 見頃が短いからこそ「又来年!」と想いを新たにする事もできるのだろう。

社会経済にあっては、かねて係争中だったとされる、大韓民国による東日本大震災及び福島原発事故による放射線懸念からの、東北地方他八県の海産物輸入禁止措置に関する世界貿易機構 WTO提訴第二審が 残念ながら逆転敗訴となった由。報道を拝見していると、我国側勝訴の第一審に比して、韓国寄りにゴール・ポストが動かされた印象があり、やはり後味の悪さを残すものがあるというのが正直な所。逆転決定に向けての 韓国側の有名なロビー運動の影響も大きかったのではないか。議論などの手続きが不十分だった側面も否めないが、他の各国へ不良なイメージを与えない為にも、政府の担当省庁には不断の努力を願いたいものだ。我国の農水産物輸入規制を行う諸国は、韓国の他にも 20カ国程ある様で くれぐれも現状以上に悪影響がない事を望みたい。

本題です。時折短文 SNS「ツィッター」の投稿を拝読しているのだが、先日付の 著述家で文藝評論家でもある 小川榮太郎さんのご発言に、少し突き刺さるものがあったので紹介させて頂きたい。以下が同氏のご見解である。

「論壇で懸命に走ってきたがー(これからも仕事をしてゆくが)ー隣室で流れてくる TVを聞くともなく聞いていると、空しくなる。電波を占有して人間が社会を支配するのは当然で、社会構造のイロハなのに ここを全く合理的ないわれのない人たちのパワーが独占している」

小川さんのこのお言葉を伺って、拙者は 今の TV報道、特に地上波の惨状を想ったものだ。公共の NHKといえど、中立公正を疑う偏向報道が目に余る事はあるし、民放各局に至っては、もう珍しい事ではないだろう。今月初だったと思うが、夜の NHK番組にあったかつての煽情雑誌「噂の真相」を恰も正当化する様な記事は「こんな伝え方に、本当に受信料を支払う必要があるのか?」と思わせる程歪んだものに映った。因みに 左派勢力に人気とされるネット誌「リテラ」はこの「噂の真相」の残党が運営しているらしいとの話を聞いた事がある。

明日は日曜。これももう周知だろうが、朝方の某 TBS報道番組にしても 似た様なレベルだろう。一時チェックした事もあったが「明らかに歪(いびつ)」とのネット見解複数に接した今は、距離を置いている。小川さんの前出見解は、一つはこれらの体たらくを嘆かれてのものだろう。それでも提供者スポンサーと仲介の広告代理業者は、形はどうあれ視聴率さえ取れれば ひいては金にさえなればそれでよしとの思考なのだろう。

数年後に発行の決まった次期紙幣の内 10000円札には、明治の大実業家 渋沢栄一翁の起用が決まっている。「国富論」で知られる中世の経済学者 A・スミスが、自由放任経済にも一定の道徳による制御が必要、と述べていたのはよく知られる所だが、それは渋沢見解も同じだったといわれる。因みに報道メディア連中の姿勢はどうなのか。前述の「必要な道徳観念」さえ弁えていない 芳しからぬ印象を受けるのは拙者だけではあるまい。こんな事で、綱紀が緩んでいるとされる安部自公政権を非難も揶揄もできないのではないか。特定野党も同じ事だろうが。前述の 小川さんの言葉を、少なくとも拙者は、繰り返し噛みしめながら 今の病んだメディアのあり様を監視して参らなければとも思う所。その改善への処方の一つが、国際的基準に則った電波オークション制の早期実現なのではあるまいか。今回画像は、前回と同じ当地副都心・金山公園の桜花を別角度から。丁度 JR在来線試験列車「ドクター東海」が検査を終え、車両基地へと帰投する所です。

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こんな「平成最後の新党」は願い下げだ

2019-04-10 14:25:34 | 国際・政治

医療ネタで知られた噺(はなし)家・ケーシー高峰さんが逝去された。医師一族のご出身で、初めは同じ道を目指されたも、途中で芸能道に進路変更されたやに聞いている。人気を博した 医療問題がテーマの漫談に加え、俳優としても実力を示された様だ。少しは医療の諸問題に関心を持てる様になったのは、或いは同氏のお蔭かも知れない。同時に、東日本大震災の被災地各所にも心を配られていた由。ご出身の山形から、福島いわきで後半生を過ごされた事も、そうした事共と関連した事だろう。惜しい方を亡くした。心よりの弔意を申す次第。

もう一つ。平成→令和への改元タイミングに合わせた訳でもないだろうが、我国の通貨 10000円、5000円、1000円の各紙幣が偽造対策もあって、数年以内に図柄変更される事になったとか。新紙幣には明治期にご活躍の著名人が選ばれ、我国近代経済の父と謳われる大実業家・渋沢栄一翁→10000円、女子教育の草創期に尽力され、津田塾大の創設者でもある津田梅子師→5000円、戦前の我国細菌学の権威とされる北里柴三郎博士→1000円の各紙幣を飾る事になる様だ。今後進むキャッシュレス時代に、紙幣刷新の重要性を疑問視する向きがあるのも事実だが、一方で依然として通貨偽造が横行し、又 我国内での現金信仰が根強くある現状を考えれば、紙幣刷新の発表は妥当なものであり、数年後の流通に支障なき様 粛々と準備を願いたいものであります。

又も前置きが長くなり恐縮。本題です。先日行われた統一地方選前半戦。これを見る限り、自公を初めとする与党勢力が善戦し、概ね過半数を制した様だ。まだ後半戦の結果待ち状態で この時点での断定は控えるが、野党側は立憲民主党が一定の善戦を見せるも、他は伸び悩んでいる印象を受ける。その様な中 前出の立憲民主党と同じ旧民進党が出自の国民々主党と自由党の合併構想が一度は日程に乗るも、交渉進展が疑わしい状況にある様だ。以下、先日の某ネット記事を引用して、見て参りたい。

「なるか『平成最後の新党』国由合併、期限の月末へ正念場」

非自民勢力が離合集散を繰り返した平成が 間もなく幕を閉じる。合併を模索している国民民主・自由の両党は、奇しくも平成最後の日である 4/30を合併構想の結論を得る期限と決めた。ただ、国民民主党側の党内手続きは遅々として進まず「平成最後の新党」結成の成否は見通せない。

「ちょっと長くかかり過ぎているのかな。匍匐(ほふく)前進。少しずつ前に・・」国民民主党・玉木雄一郎代表は 4/3の TBS番組収録で、自由党との合併構想に関し「匍匐前進」という言葉を繰り返し口にした。

玉木同党代表の表現が決して大袈裟とはいえない程、合併への国民民主党の動きは膠着状態にある。そもそも玉木代表は、自由党・小沢一郎代表との 1/24会談で「一カ月以内」の合併を目指すことで内々に合意していた。ところが、合併後の展望を不安視する声も絶えず「丁寧な党内議論」を強いられ続けているのが実相だ。国民民主党中堅幹部は「合併すれば、小沢氏に食い尽くされる。歴史が証明している」と不安を漏らす。

国民民主党・玉木代表は自由党との合併の先に 野田佳彦前総理大臣らを含む 旧民進党勢力の糾合を見据えているが、野田前総理との間に確執を抱える自由党・小沢代表と組めば、大規模な再編は遠のくとの見立ても根強い。煮え切らない国民民主党に対し、自由党・小沢代表はしびれを切らし始めている。4/2の記者会見で 4/30までに決着を得るとした国民民主党・玉木代表との合意に触れ「4月中にはケリをつける。結論が出ない様だったら、この話はなしだ」と破断の可能性に言及した。

足踏み状態の中、両党の温度差も浮き彫りになっている。自由党・小沢代表は 4/9告示の衆院大阪 12区補欠選挙を巡り、現職衆議を無所属で擁立する共産党の判断を「良いことだ」と評価し、支援に前向きだ。対照的に 自主投票方針の国民民主党は、現状では積極的に推す雰囲気は乏しい。同党・玉木代表は 4/3の記者会見で「何ができるのか考えたい」と述べるにとどめた。

平成の 二度の非自民政権樹立の立役者である自由党・小沢代表は、国民民主党との合併を 三度目の政権交代に繋げる思惑を抱く。ただ、同氏が主導した「民由合併」などの過去の再編に比べ、今回の合併構想は規模などの面で見劣りが否めない。旧民進党分裂に端を発した混迷から抜け出せないまま、野党は平成の次の時代に踏み出そうとしている。(引用ここまで)

記事を読んで「良い復習になりました」と一礼申したい所だが、どうもそこまでの気にはなれないのが正直な所だ。特に記事の結び「混迷から抜け出せないまま、次の時代に踏み出そうとしている」の下り。踏み出そうにも足元が覚束ないのが実態ではないのか。玉木国民々主代表も、小沢自由代表からの合併構想に接した時「反安部反自民」の一心から衝動的に話に乗った所があったのではないか。初動がその様な不安定では、党内議論に手間取るのは当然だろう。増して、小沢自由代表の「政策より政局」思考は、与野党問わず政界では悪評が高いと聞く。「歴史が証明する」所だろう。「目標の為に手段を選ばぬ」極左過激勢力ばりの強硬姿勢は、国民々主党内に少しは存在するだろう良識派の疑念と反発を招いてもむべなるか。こんな事で、合併に向けての党内調整が今月中に進むとはとても思えない。

「ちょっと待て!その無所属は 共産党」ネット上で、そんな標語を拝見した事がある。前出の衆院補選でも、日共は その詐欺的手法を行使し、小沢自由代表は「良いことだ」と鵜呑みにしているではないか。本当に「政策より政局が大事」の証左だろう。そんな姿勢に期待する国民市民はいない。政権交代したら、無為無策だったでは済まされる訳がないだろう。旧民主党政権より劣化する恐れさえある。自由党では共同代表だったとされる山本太郎参議が別会派を立ち上げる話も聞こえて来ているが、自由党会派には留まるらしい。結局は、政局向けの動きだろう。国益や国民市民の福利よりも自勢力都合優先の連中に、与する訳には参らない。今回画像は、拙居所からも遠くない 金山副都心の桜花の様子。今春のが今一につき、昨春の様子を。以下に、亡きケーシー高峰さんのパフォーマンス動画をリンク致します。 https://www.youtube.com/watch?v=ri1Qm5uGtMU

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公文書の暦号併記は 慎重であるべき

2019-04-07 20:09:55 | 国際・政治

概ね事前の気象情報通り 早めの開花だった当地愛知の桜花だが、途中の花冷えなどもあって 見頃はほぼ例年通りとなったのではと拙者などは感じる。今日は平成最終月最初の日曜。休日にかかる桜花の見頃としては、一応の最終日だった事になる。報道や風聞によれば、晴天もあって 花見の名所は各所とも混み合った様で、事前に予想がついていた拙者は遠出を避け、居所近所の無名の場所のを愛でる程度にした次第。

今日は又、毎春恒例・統一地方選挙前半の投票日。拙居所は、名古屋市議選が該当し 今日午前、最寄の投票所に行ってきた。前述の花見日和もあって 午前の人出は正直低調。最終投票率判明はまだだが、今回もどうも 今一つ盛り上がらなかった趣がある様だ。事前に入手していた選挙公報に加え、赴いた投票所でも 掲出された候補者の名を確認しての投票だったが、二名の候補者中 某女性候補の表記が胡散臭く、最後まで態度を留保して臨んだ次第。

この女性候補は、近い将来実現見込みのリニア中央新幹線の開通を肯定した上で その事への積極的対応を公約に挙げてはいたが、支援を受ける政党名が広報には表されていなかった。念の為に 投票所で掲示を見た結果 拙方不支持の立憲民主党の支援を受けている事が分かり 投票対象から外した次第。全く、同党はこの様な小賢しい細工をして 余り知識や関心のない無党派層の集票を狙っているのではないかとも勘ぐってしまった。この様な出方は 公選法規に抵触はせずも、有権者各位への訴求としては誠実さに欠ける。枝野同党執行部も、その事は百も承知の上だろう。こんな手法を使っている間は、立憲民主党が旧社会党を超える存在になる事はないだろう。

前置きが長くなった。本題です。この所、各地自治体の公文書の歴号表記が、従来の元号オンリーが減り、西暦との併記が増えている様だ。この問題への向き合いが本当に妥当なのか、本日付の地元紙 C新聞記事を引用して 見て参りたい。

「公文書 西暦併記じわり・自治体 分かりやすさ重視→元号のみ維持の所も」

来る 5/1に「平成」から「令和」に改元される。役所の公文書といえば、和暦→元号表記が通例だったが、改元を機に西暦併記を導入する動きが出ている。国の明確なルールがない中「市民の分かりやすさを重視」と西暦併記を進める自治体もあれば「改元を歓迎して元号で」と対応はまちまち。中部六県の主な自治体に状況を聞いた。

内閣府によると、公文書の年表記についてルールはない。どう対応するかは自治体ごとに自由とされているため、今回の改元では判断が分かれている。改元を機に 新たな対応をとったのが愛知県だ。今年 1/15付の通知で、文書の発出日などを従来通り「元号を原則」としつつ「本文中で期間や期限を表記する場合には、西暦併記を可能とする」と決めた。「期間を表記する場合、平成や新元号が混在すると分かりにくい。県民の利便性と行政サービス向上のため 併記を可能にした」と法務文書課の担当者は話す。ただ、実際の対応は 文書を作成する課が判断する。通知後、西暦併記がどれくらい進んだかは不明だ。

滋賀県彦根市は、昨年 11月の通知で、これまでの「元号のみ」から「元号と西暦を原則併記」に変更した。「市民の分かりやすさを重視したため」と担当者は説明する。愛知県岡崎市も「原則元号オンリー」から、今年 3月の通知で「場合によっては西暦を併記してもよい」と決めた。名古屋市はこれまでも「原則元号、必要な場合に限り西暦併記」としており、今後も続ける。三重県四日市市や長野市は混乱を避けるため、新元号への移行期とする 5月前に限って一時的に西暦との併記とした。

一方で、通例の「元号表記のみ」を維持する自治体もある。皇室と縁が深い伊勢神宮への観光を PRする三重県は「県庁内も改元を歓迎し、引き続き元号を使うことは当然というムード。西暦使用は検討していない」岐阜市、愛知県春日井市も西暦を導入する予定はないという。公文書の表記は 役所への届け出や広報など市民生活に関わる部分も多い。名古屋市内の二十代男性会社員は「不動産関係の仕事で、登記や築年数を調べる時に 元号を跨ぐとややこしい」と西暦表記を求める。同じく五十代主婦は「元号仕様で親しみが持てるし、西暦だけでは日本らしさがない」との愛着の声があるも、同じく八十代男性は「併記の方が利便性は上」と、高齢層の間でも利便性から併記を求める声も多い。(引用ここまで)

利便性から、西暦表記を望む心情は一定は分かる。確かに現役世代にとっては本業との関連で、時期というものが連続する事から、西暦を併記した方が それは分かり易いだろう。加えて各地では、以前よりは外国出身の住民も増える傾向だ。その全員が 欧米主流の西暦に依拠した時の流れを有する人々ではないかもだが、多数派であるのは事実。それらの利便にも一定の配慮が必要であるのは理解を要するだろう。

しかし一方で、この問題には「Yes But」で向き合う強い姿勢も必要だろう。公文書は確かに国民市民の生活に関わる所多いも、一方で我国の国柄を表す「顔」でもあるからだ。引用記事にある様に、本業の仕事を進める上でやむを得ない分野については 限定的に西暦併記を容れるも、原則は元号表記を通すのがベストだし、当然と心得る。

公文書のあり様は我国の内政問題だし、諸外国からとやかく言われる筋はない。又 それに靡く様な国内の動きに流されてもいけない。そういう意味で、自慢ではないが当地愛知の県と 県都名古屋市の対応は叡智の裏打ちある優れた決定として尊重するものだ。特に特定野党首長の自治体は、今後もしかすると西暦オンリー表記の公文書を出す動きがあるかもだが、そこは国の方針として全面認知をすべきでないのは勿論だ。今回画像は、昨春当地名古屋市内の JR大曽根駅構内の桜花の様子。残念ながら、今春の同地点の花は、この時程の元気がない様です。以下に、前述記事の関連資料を載せます。

「公文書の年表記を巡る 中部地方の主な自治体の対応」

愛知県 →原則は元号も、今年 1月の通知で 文中の西暦併記も可能に。

名古屋市 →以前から、原則元号。必要時に限り 西暦併記も可。

豊橋市 →従来通り元号表記を続けるが、西暦使用や併記を認めるケースも有。

岡崎市 →今年 3月の通知で、原則元号だが西暦の併記も可能に。

一宮市 →規定なし。元号表記。西暦表記の議論なし。

春日井市 →現行通り、元号表記を続ける。

豊田市 →元号表記を続けるが、新元号の発表前に一部で西暦も使用。

岐阜県 →元号使用が基本も、一部で西暦使用、併記を認める。

岐阜市 →元号表記のまま。西暦導入の検討はせず。

大垣市 →同上。西暦導入の予定なし。

三重県 →現行通り元号を使用。伊勢神宮の PRで改元を歓迎。

津市 →元号表記を続ける。一時的に西暦の使用併記も。

四日市市 → 4月中のみ 一部で西暦併記。5月以降は元号のみ表記に。

長野県 → 2003=平成 15年 1月から、元号に加え西暦併記。

長野市 → 4月末まで7、余白があれば西暦を追記する。

松本市 →元号表記が基本。計画書などで西暦併記を検討。

福井県 →以前から原則元号。海外向け文書では西暦も使用。

福井市 →現行通り元号使用。

滋賀県 →以前から元号と西暦の併記。

大津市 →元号表記続行が基本。改元などの移行期には西暦併記。

彦根市 →元号に加え西暦併記を、昨年 11月に通知。

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逆効果の懸念

2019-04-04 21:23:29 | 国際・政治

先日の、安倍総理大臣と麻生副総理兼財務相の各地元を結ぶ新道路構想に関する 塚田国交副大臣の「忖度(そんたく)」発言は、保守の自覚ある拙者にも、やはり軽率な言動に映った。幾ら「事実と異なる発言で、国民に謝罪する」とか「我を忘れての言動だった」と釈明しても、ここまで信頼性を貶めてしまっては、もう職責を担う能力に 不動の疑問符がついても仕方がなかろう。例によって特定野党は直ぐ辞任要求に動いたが、与党側からも辞任論が台頭している様だ。

当該の塚田副大臣は参院新潟選挙区の選出で、今夏改選とか。今更迭すると逆風になる事を恐れての 辞任話拒否という事の様だが、これは逆効果ではないか。むしろ このレベルの言動につき、スパッと更迭した方が国民や地元選挙区有権者各位の理解を得られる様な気がするのだが。安部総理大臣は、ともすれば自我の把握さえあやふやな 低レベルで不安定な閣僚を続投させるべきではない。示しをつける意味でも、今度は正面から更迭を考えるべきだろう。

対峙する特定野党の「無能」姿勢も相変わらずだ。各TV局は相変わらず「バカの一つ覚え」よろしく 同じ発言しかしない辻元立憲民主・衆院国対委員長や同党の蓮舫参議の言動を伝えているのだが、最早電波の浪費でしかないレベル。拙者は今月に至って この両名が画面に現れると、直ぐに他局に chチェンジを心がけている。こいつらの言動を真に受けていては、増々イライラが募るだけだからだ。

さて、茶番に近い前述のやり取りの陰で 外務省が極めて芳しくない文書処理を図っているらしい報が伝わってきた。今後の同省文書を、基本西暦表記に一本化する構想があるらしいのだ。これにつき、当然与党側は元号表記を残す様 申し入れなどの働きかけをしてはいるという。当然の事であろう。

確かに 諸外国を相手に活動する外務省の文書は、当該諸国向けの外国語による場合は西暦一本表記でもやむを得ない場合はあるだろう。しかしながら、国内の国民市民に向けた文書の場合は、それは決して認められるものではないだろう。最低でも元号を基本とし、補助的な西暦表記とするのが基本であり、他の全省庁、全役所の基準に則るべきである。もし強行するなら、国民感情を逆なでする形になる逆効果を生じ、決して国民的理解は得られまいて。こうした動きは 全部が決して安部現政権に与する訳ではないとされる官僚勢力の一部が行っているのだろうが、我国の国柄を左右しかねない事象だけに、トップである河野太郎外相は、強い決意でこうした勝手な動きの制御をお願いしたいものだ。

一部民放TVなどで「令和」への改元を快く思わない勢力による放送も垂れ流されている様だが、表向きの利便性を装った、この様な省庁による芳しからぬ「造反」の動きも、我々は注目して不適切な動きを許さぬ様 強い決意で向き合って参りたいものだ。今回画像は、本日の日中出かける機会のあった、三重・北勢の四日市市内にての桜花の様子。通る列車は私鉄・三岐(さんぎ)鉄道本線。都市近郊輸送の他、セメント原料メインの貨物輸送も盛んに行われています。以下に新元号「令和」に関する記事をリンク致します。(草莽隊日記様) https://blog.goo.ne.jp/ikeiketarou/e/764eff216d82d34017228243bab1b03b?st=0#comment-form

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