Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

政治家失言雑感

2019-04-19 21:33:28 | 国際・政治

平成最終月のこの 4月も、陽春から初夏への移ろいが濃厚になって来た。桜の時季も無事終わり、これからは藤や皐月の各花が見頃を迎え 次いで新緑の時季へと進む。巷では、今上陛下のご譲位ご退位も関連する 近づく大型十連休のあり様が話題になっている様だ。まぁ拙者の場合は、余りの遠方へ繰り出す事もできない現状につき、近場への往来や悪友達との会見に充てる事になろうが。それと余り浮かぬ事だが、今月下旬 平成最後の誕生日を迎え、又一つ齢を重ねる事になるが 後半生ともなると手放しで喜ぶ訳には参らないのも事実です。

さて本題を。今春 気になった動きが、特に与党政治家の舌禍。所謂失言問題。今月だけでも二閣僚が不適切言動でその地位を去り、昨日今日も 萩生田自民幹事長代行が、今秋実施見込みの消費増税を巡り 適切を欠く発言をされたといわれている。こうした問題が続いて生じる背景につき、某ネット記事を見ながら少し考えてみたく思う。

なぜ失言するのか。コミュニケーション分野の或る専門家の方によると「失言を招くものとして (1)大勢を前にしたスピーチや酒席といった『場の要因』 (2)予想外の質問をされたり反論されたりした際の『他者要因』 (3)気の利いたことを言おうとして失言を招く『自発要因』があるとされる。そうした場に直面し易いのが政治家だが、表現力や慎重さに欠けるのは 一過性ではないのではないか」とされていた。

失言を防ぐには「相手にどう聞かれるか」の視点が不可欠と、専門家の各位も指摘されている様だ。もう少し具体的に踏み込むと、以下の様になる由。

「不要な一言を防ぐには・・(1)聞き手の立場に立ち、自らの発言を吟味する習慣を身につける。(2)失言の自覚がある人は、テンポを遅らせて話すことも有効だ。(3)日頃から、言葉の選択肢を増やしておく。例えば「がっかり」を「残念」と言い換えることで、相手の印象も変わる。

後半生の拙者も 何度も読み返して自覚すべき事項だが、特に(1)が礎と申して良かろう。自身を客観視できる能力と力量を要する為、中々に容易でないのも事実だが。先頃辞任のやむなきとなった 桜田・前五輪相と塚田・元国交副相の各位は、どうもこれらの事共を踏まえるのが不足だったのではないか。(2)にしても、昭和終期に在職だった 亡き大平元総理大臣が、答弁の折などに心がけられていたのを記憶している。そうした大いなる先輩の軌跡を、現役の政治家各位は正しく学んでいないのではないか。

続く (3)も、それは関連してくるだろう。この項は、拙者が以前に著書を拝読した著述家・竹村健一さんが 処世の要諦として紹介されていたものだ。形こそ違え、言葉の選択肢さえ意識しないとは 今の与党政治家諸氏は語彙不足、所謂「ボキャ貧」とみられても仕方がないのではないか。勿論、これらは我々国民市民も重々心得るべき問題でもあるのだが。

長期政権の負の所とされる、安倍政権の統御(ガバナンス)が利き難くなっているのも、それはあるかも知れない。安部総理大臣、麻生副総理大臣と菅(すが)官房長官を中核とする与党執行部は、是非一度そうした言葉のあり様を含め、不適切事象の再発防止と綱紀の再建を図るべく、党と政府の内部の引き締めを図って頂きたいものだ。春の統一地選はまだ途上だし、今夏には参院選も控える。舌禍を生じ易い体質を正す様努めないと、これら選挙で思わぬ苦杯を仰ぐ懸念もゼロではないのではないか。

勿論失言は、政府与党の側だけでなく 野党側にもある。前出の閣僚失言から辞任に至った安部政権の任命責任を問うべく 野党側要求の両院集中審議に与党側が対応しないことにつき、某野党幹部がラジオ番組出演の折「堂々と審議拒否しているのは登校拒否の様な話」と述べた事を強く批判され、ネット上の謝罪に追い込まれた様だ。「国会議員は、自らの言動に責任を!」と与党幹部からも反論されるブーメラン状態。

そも特定野党は、これから謝罪の必要が生じた場合 悉くネット上だけで済ますのではないか・・と拙者などは感じている所だ。こうした事象につき、例の朝日新聞勢力は与党側の失態は詳しく報じ 強い批判や指弾を加えておきながら、野党側の失態き満足に伝えず スルー状態との話も聞いた。事実なら「報道しない自由」の不当な行使だ。増々報道メディアの信頼を落とすだけだろう。今回画像は、本日 当地北郊の東海道線にての、田植えを控えた田園を駆け抜ける上り貨物便の様子。何んと、通過時に撮影中の拙者を含む数人に向け、運転の方が短い汽笛(ホイッスル)吹鳴数回で挨拶して下さり、シャッターの直後 思わず挙手の礼を返したものであります。本当に励みになります。改めて 拙者も強く生きないと、と思わされましたね。

コメント
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