Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

新型感染症問題~今こそ台湾に報恩を!

2021-05-30 14:49:50 | 国際・政治

2021=令和 3年 5月も後僅かになった。身近でも、TVやラジオなどのメディア上でも「時間の経過が速い」との声が多い様だ。流行の鎮静化に後暫く時間を要しそうな中国大陸他由来の新型コロナ・ウィルス感染症禍の折でも、人々は意外と静かなるも力強く動かれているのかも、と聞いた拙者も少し勇気を頂けた気がする所。勿論 飲食業や一部のエンタメ各位など、深甚な苦境にある方々の事にも留意する者だが。

本題です。南半球 N,Zなどと並び 域内の新型感染症封じ込めのモデルと称えられた台湾だったが、ここの所は変異型ウィルスによると思われる流行に悩まされている様だ。国際線航空乗務の方々からの感染が広まったとされ、台湾域内は再び諸規制が強められている様だ。住民各位のご理解もある様なので、ここも大過なく乗り越えられる事を祈念したいが、予防ワクチンの準備に弱点があった様だ。

詳しくは末尾の関連記事に譲るが、勿論初動は正直我国より強め速めの台湾の事、海外からの予防ワクチン調達にも それは手が打たれていたのだろうが、域内抑制が奏功していた事もあり 当初は需要が低かった事もあってワクチン備蓄は一定程度だった所、此度の流行で 需要が急増の所へ海外調達ルートの一部を、対立する中国大陸・中共政府と思われる筋による妨害的介入に遭って 調達に支障をきたしている報を聞いた。これに対する我国政府の対応を条件付きでを支持するのが拙立場だ。以下 FNN系ネット記事を引用して、みて参りたい。

「政府、アストラゼネカ製のワクチンを台湾に提供へ 緊急措置として」

政府が台湾に対し、アストラゼネカ製のワクチンを提供する方向で調整していることがわかった。

台湾では 5月に入り、新型コロナ・ウィルス感染症が拡大していて、アストラゼネカ製のワクチンが接種されているものの 数量の確保が課題となっている。

一方で日本は、ファイザー製とモデルナ製のワクチンで  16歳以上の国民全員分が確保できる見通しで、契約済みのアストラゼネカ製ワクチンの使い方は検討中。

そこで日本政府は 台湾に対する緊急措置として、契約済みのアストラゼネカ製ワクチンの一部を提供する方向で調整に入った。今後、提供する方法や時期、数量などについて検討する。(引用ここまで)

「困った時はお互い様」とはよく聞く言葉だ。日台は、特にこの言葉が当てはまる事象に遭遇する事が多いのではないか。近くは 2011=平成 23年春に生じた、東日本大震災に際しての 台湾救援チームの迅速で真摯な活動は特記してよいもの。勿論これまでも、深甚な災害などで困難な状況の時 相互に協力し合って乗り越えてきた経緯がある。前述ワクチンの事案にしても、融通できるなら 今度は我国が台湾に手を差し伸べるべき所だろう。

河野ワクチン並びに規制改革担当相も、前述の言葉をなぞられる様な表明をされた。特に今回台湾のワクチン調達支障は、中共政府による妨害疑惑も伴った 人道上の問題も孕むものだ。表向きは「中国大陸産ワクチン提供の用意あり」などと口の上手い出方をしている様だが、作家・百田尚樹さんによれば 中国大陸憲法には「いずれ台湾を同国の一部とする」条項が明記されている由で、これがその為の戦略の一部である事は否めないものがあろう。

辺境域のチベット、ウィグル両地区少数民族に対する深刻な人権問題などの疑惑も、こうした所業から真実味が見えてこよう。こうした措置は 我国にも相当数に上る媚中勢力からの攻勢もありそうだが、事は人道にも関わる。一定の条件もありはするが、我国政府は蛮勇を以て 台湾へのワクチン提供を実施して頂きたい。

課題は承知している。アストラゼネカ社製のワクチンは、我国で重用されるファイザー、モデルナ両社製より効能面で一歩を譲るものがあり、又 ごく僅かだが血栓症などのリスクもない訳ではないらしい。しかし報道を見る限り アストラゼネカ社製は台湾でも承認を得ている様だし、現状は保留の 我国調達分の一部までという事なら、我国内の需給に影響しない範囲での提供は行っても良いだろう。

後は時期の問題。余り時間の猶予はないだろう。対外協力にしても、これまでは国家意思の決定が遅れがちの我国だが、この様な「命と健康」に関わる事共は、短時間に必要な検討項目を消化して、速やかな提供に道を開ける様尽力を頂きたい。復習だが、台湾はこれまでにも様々な救護や支援を賜ってきた「大切な隣人」だ。

若干の領土や漁業権についての問題も それはあろうが、それらはお互いが「平時」を取り戻した時 改めて冷静な思考を以て話し合えば良いという事だ。今 台湾は明らかに「困っている」状態。我国内の大変さも分かるが、それに留意しながらも「今、できる事」を的確に考え、中国大陸の非難があっても 是非一定でも提供に踏み切って頂きたい。今回画像は、昨年暮れ 同年最後に訪ねた新潟・福島両県境を行く JR磐越西線・蒸機列車の様子を。以下に 関連記事をリンク致します。(ロイター通信 5/26付) 台湾と独ビオンテックのワクチン契約、中国が妨害=蔡総統(ロイター) - goo ニュース


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4 コメント

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Unknown (のん子)
2021-05-31 05:58:16
ほんと、そう思います。

我が国は隣国に恵まれていませんが、台湾(現政権)は違いますね。
同じ中国人でも信頼に値するかもです。

台湾に援助は日本の将来のためにもなります。
是非、独立国としての後押し(米国と共に)に協力してあげたいです。
返信する
本当の「大切な隣人」 (HAKASE(jnkt32))
2021-05-31 10:07:07
のん子さん、今回もご見解を有難うございます。

本当に我国の立地は難しいと心得ます。中・露・南北
朝鮮と、概ね好関係の隣国には恵まれていません。決
して外交努力をしていない訳ではないにも関わらずです。

だからこそ、台湾との前述諸国よりは良好な関係をこ
れからも大事にしなければならないという事ですね。

先日のお言葉通り「台湾有事は日本有事」。これを
肝に銘じ、今回の新型感染症ワクチン不足にしても
我国として執り得る全ての対台湾配慮を実行すべき
でしょう。まずは お礼まで。
返信する
日本政府の行動 (ゆうさん)
2021-06-01 02:22:17
お早うございます。
今は日本政府の行動力を見せて欲しいものです。
台湾の状況を考えると、即時日本政府の決断と行動を見せるべき時だと思います。
台湾の人々には、東日本大震災の時に多くの支援をしてもらったので、今は我が国がワクチン提供を急いで行って欲しいものです。
困っている時はお互い様ですから。

もう6月ですね。5月も大変お世話になりありがとうございました。
5月同様、6月も宜しくお願い致します。
返信する
早めの行動が大事 (HAKASE(jnkt32))
2021-06-01 09:42:38
ゆうさん、今回も率直な所を有難うございます。この
6月も、宜しくお願い致します。

多数に上る 域内住民各位の「命と健康」に関わる事案。
我国政府は、蛮勇を以て 対台湾アストラ社製ワクチン
の提供を決断すべきです。予想通り、中国大陸から
は「嫌がらせ的非難」の表明が寄せられましたが、
それを強く抑えて実行するのが 本当の人道支援で
あると拙者は思いますね。

揺るがぬ勇気に加え、早く先方の不安を和らげる為
の 速やかな実施に向けた行動も大切でしょう。
まずは お礼まで。
返信する

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