Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

現内閣不人気でも、政権交代ほぼ不可能な訳は・・

2024-07-13 12:00:01 | 国際・政治
拙者は、政府要人が外国に渡航される折に使われる「外遊」なる言葉が嫌いである。

昨夏、与党自民の女性部会による対仏視察の折、観光面に傾き過ぎた振る舞いが批判されたのは事実も 重要な外交交渉などが含まれるのも事実。岸田総理の今回訪米訪独も、安保面での北大西洋条約機構 NATOと我国の必要な連携を図る意味で、極めて重い意味を持つ事だろう。

そうした事共を、全て「遊び」の文字で一括りにする神経はどうなのか。教育文化界からも、報道のフィールドからも、こうした疑念は出て来ない。こんな状況では、各自の判断で 容認できぬ言葉や表現には与しない心がけを以て臨むしかないという事か。

本題です。与党自民派閥レベルの政治資金問題や、ここの所の防衛省・自衛隊の組織レベル不祥事複数もあって 更に人気低迷の岸田政権。同内閣支持率は遂に 2割を切ったとかで 末期症状と受け止められても仕方ないかも知れない。

それに留意しつつも、与党のあり様を糾す立場の主要野党のそれも芳しからぬものがあろう。先の東京都知事選、主要・・というより左派野党勢力の推した 蓮舫(れんほう)前参議は大方の予想を裏切る敗北を喫した。与野党対決の様相とはならず、次点の 石丸伸二・前広島安芸高田市長の SNS選挙戦略の後塵をも拝し、結局は 小池百合子・現知事の 3選を許したのは、ほぼそれが本当の民意だという事だろう。

その主要・・というより左派野党内よりは 都知事選敗北の真摯な反省の意はみられず、党派内の不協和音が目立つ様だ。まあ我国の主要選挙後によくある構図かも知れないが。この辺りにつき、以下 昨夜の時事通信ネット記事を引用して、みて参る事に。

「立民(立憲民主党)、共産共闘で板挟み=決別迫る連合・国民(国民民主党)」

次期衆院選を巡り、立憲民主党内で 共産党との共闘路線の是非が焦点となっている。東京都知事選で立民(党)が支援した 蓮舫・前参院議員が敗北し、連合や国民民主党は共産との「決別」を改めて要求。ただ 立民内には「共産と手を切れば 得をするのは自民党だ」(党幹部)といった声も根強く、泉 健太・党代表は板挟みとなっている。

「立民が 全国的に連携しているのは国民(国民民主党)だ。同党とは連立政権の可能性がある」。泉氏は 7/12の記者会見でこう強調。同時に「共産と政権を共にすることは否定している」とも主張した。

(7/7投開票)都知事選の結果を受け、連合(日本労働組合総連合会)の芳野友子会長は 7/11、泉氏と会談。「共産が前に出過ぎ、逃げた票があったのではないか」と関係見直しを迫った。これに対し、泉氏は「教訓をどう生かすか 党の中で話し合う」と明言を避けた。

国民(国民民主党)も連合に同調する。玉木雄一郎・同党代表は 7/9の会見で「『立憲共産党』路線は終焉(しゅうえん)を迎えた。見直さないと、厳しい次の衆院選になる」と断じた。

それにもかかわらず 泉氏が煮え切らないのは、衆院小選挙区で「共産票」を頼りにする議員が (立憲民主)党内に一定数いるためだ。都知事選を仕切った(同党)都連幹部は「東京で共産の支持率は高い。その支援がなければ 結果はもっと厳しかった」と指摘。都連会長を務める 長妻 昭・党政務調査会長は 7/11の記者会見で、共産との共闘撤回を求める意見に対し「私自身は そういう考えではない」と反論した。

一方、共産は共闘継続へ圧力を強める。小池 晃・同党書記局長は 7/11、芳野氏の発言を受けて急きょ会見し「何を根拠に 票が逃げたと言っているのか」と猛反発。都議補欠選挙でじみんが議席減となったことに触れ「共闘の力が発揮されたことは間違いない」と述べ、立民(党)に選挙協力を進めるよう呼びかけた。(引用ここまで)

相変わらずの 党内不一致には辟易とさせられる。 国会両院にての 立憲民主左派議員による「攻撃的追及」の挙も大いに不興を感じるものだが、主要選挙に敗れた時などのこの不協和音は、それ以上に不快かもだ。

既に連合は、過去何代もの執行部が 過去には旧民主や民進の各党、今は立憲民主党に対し「日共との連携は認めない」との強い申し入れをし続けているはずだ。立民党内に複数いるとされる、日共系票や同党との協力に頼る議員や党関係者は 要は連合のこの基本姿勢を受け入れられないという事だろう。

そうであれば、そうした勢力は立憲民主党を離れ、より立場の近い 日共なり社民なりに移るが良かろう。それこそ政治活動は、現憲法も保障する「自由」の範疇だからだ。そうする事なく 立憲民主内の多数勢力を「立憲共産党的」に利用する意図からとすれば「寄らば大樹の陰」と何も変わらないではないか。

どんなに岸田現政権が支持率低迷に喘ごうが、そんな「寄せ集め」勢力に 我国の政権が担えるはずがない。旧民主党政権の 3年余りは「悪夢の時期」と断ずる向きもある様たが、そこまでではなかったにしても 今の立憲民主に、当時と同レベルの政権担当力があるとはとても思えない。

残念かもだが、少なくとも拙者には 玉木国民民主代表や芳野連合会長の表明の方がまともに聞こえてくる。泉現代表に 日共との決別の断を下せる蛮勇がある様には見られないが、本当はそうすべきだろう。それができなければ 同代表に内閣総理大臣の立場など務まるはずがないし、過去経験の 野田元総理を以てしても難しいのではないか。

それもこれも、日共との連携解消が前提だが、果たしてできるのか?甚だ疑問。自公政権がどう傾いても 政権交代に繋がらない理由と拙者はみるのだが。今回画像は、今初夏 悪友と訪れた、新潟市郊外を福島・会津方面へと進む JR磐越西線・蒸機列車の様子を。
コメント (2)
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