Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

結局、政治勢力は「打算」にひれ伏す

2024-07-01 13:13:48 | 国際・政治
2024=令和 6年 7月も、拙ブログを宜しくお願い致します。早いもので、今年ももう折り返し点。それを指摘して下されたのが、昨夕拝見の 老舗 TV番組「笑点」。肝ともいえる「大喜利」にて、三遊亭小遊三(さんゆうてい・こゆうざ)師匠が「今年も早、上半期が終わり」と触れられていた事で気付いた次第。

「時の経過は、過ぎてみると速い」の感は今月も変わらないのだろう。先日は、一昨年夏 奈良県下で参院選関連街宣中、凶弾に斃れた 安倍晋三・元総理の 3回忌がつつがなく執り行われた由。改めての弔意を表したく思う。

亡き同氏もその立場だった 与党自民総裁選を今秋に控え、候補とされる各位の動きも徐々に表面化してきた様な印象。昨日朝、某民放 TV番組に出演の 茂木敏充・党幹事長も総裁選に関し「今夏の間に熟考した上で決定」の意の微妙な言及をされていた。恐れながら各候補の動向は割愛致すが、もう少し様子が分かれば改めて触れさせて頂く事もあろうかと心得る。

もう一つ、投開票 1W前の 東京都知事選。現職の強みで 小池現知事がリードも、左派野党勢力の推す 蓮舫(れんほう)前参議も善戦が伝えられ、これまでの現職再選が果たされるかは微妙。尤も左派側の勝利という事にでもなれば、むしろ東京の今後にマイナスとなる所も多いのではと拙者などは思うのだが。

こうした国・地方の政治動向。綺麗事の印象付き纏(まと)う政策論争の裏側にあるのは、結局は「初めに勝利ありき」の打算的志向ではないだろうか。

元与党自民、諸小政党の離合集散に関わった揚句、今は立憲民主党の一重鎮とされる 小沢一郎衆議辺りがその典型とされるが、同氏の意図からか、与党総裁選にぶつける形での 次期立憲民主党(以下、立民党と略記の場合有)代表選を同時に行う動きが表面化した由。以下 昨日の共同通信ネット記事を引用して、みて参る事に。

「立民代表選、自民(総裁選)と同時開催論 (自民)総裁選との相乗効果、野田元首相」

立憲民主党内で、泉 健太代表の任期満了に伴う代表戦を 自民党総裁選の日程に合わせる案が取り沙汰されている。(自民)総裁選に埋没する可能性もあるが、逆に相乗効果で関心を高められるとの期待がある。一方で 総裁選直後に衆院解散に踏み切られる展開に備え、早めに新代表を選ぶべきだとの意見も出ている。

同時論を唱えるのは 野田佳彦(のだ・よしひこ)元首相だ。6/25、自身の国政報告会で「(自民)総裁選が終わり 首相が決まった後では意味がない。同じ時期に代表選を実施すべきだ」と述べた。泉氏も 6/28の記者会見で「一つのいい考えだ」と同調した。

両氏の念頭にあるのは 2021=令和 3年の前回総裁選だ。野田氏は、当時の 菅 義偉(すが・よしひで)首相が急きょ出馬を断念し、4人の争いとなった総裁選に「電波ジャックされた」と苦々しく振り返った。当選した 岸田文雄氏は、首相就任当日に衆院解散を表明。総選挙で立民は敗北した。今回も 派閥裏金事件の逆風にあえぐ自民が総裁選で「選挙の顔」を替え、話題をさらったまま衆院選に突入する展開を 立民は懸念する。(引用ここまで)

「同じ轍(てつ)を踏みたくない」という想いも分からぬではないが、今回はどうも 野田元総理らしからぬ狭量臭が付き纏うと感じるのは拙者だけか。自身の政治姿勢と、党の方針が信念ある確固としたものならば 与党自民がどの様な手に出るとしても、余裕を以て向き合えるはずではないか。

今回の 党代表選対自民同日開催論は、そこまでの大いなる自信や信念が伴っていないとみられても仕方あるまい。つまり、そうした大所高所を掴む大きな気持ちでない打算で動いているという事ではないのか。与党自民もそれは似た様なものだろうが、左派野党や自民以外の保守側をも含め、結局我国の政治勢力は 打算の前に歯が立たないという事になってしまうのか。

前掲の 小沢立憲民主衆議は、剛腕的姿勢の一方で「政局だけの人物」との陰口も後を絶たない様だ。同氏に留まらず、与野党の別なく 政治姿勢に「打算」のイメージが絡むのは芳しくないと拙者などは思う。先般の与党自民派閥・政治資金問題も 大きな不良は認めるが、対する野党もこんな風では信頼を得るのは難しかろう。

東京都知事選も同じ事。有利とされる現職、左派野党支援の有力候補のいずれも それぞれに「脛(すね)に傷有り」とされるが、それ以前にどちらも そして他の多くの候補者が打算からの立候補であろう。不興の声も聞こえそうだが、これ位冷めた見方をして丁度良いと拙者などは思うが。今回画像は 将来のリニア中央新幹線開通を控え、関連工事の進む JR名古屋駅構内の一隅を。通る列車は、同東海道本線上り貨物便。
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