1日遅れとはなったが、昨 7/8は、奈良県下にて参院選(当時)関連遊説中 凶弾に斃れた安倍晋三元総理の 3回忌。東京都内と 選挙区だった山口県下にて法要が営まれた由。改めての弔意を申すと共に、必ず後世に評価される政界人であると信じる者だ。
本題です。その安倍元総理も注力された、安保と防災にとり大きな力となるであろう 病院船の構想がいよいよ具体化する様だ。来年度中の運用開始が見込まれる由で、拙的には少しでも前倒しできる様 努めて頂きたい気もする所。以下 今日の時事通信ネット記事を引用して、みて参る事に。
「『病院船』来年度に運用開始 政府、災害・感染症で活用」
政府は 7/9、災害時や感染症蔓延(かんせんしょうまんえん)時に 海上での医療活動拠点となる「病院船」の整備に向けた船舶活用医療推進本部の初会合を首相官邸で開き、2025=令和 7年度中の運用開始を目指す方針を示した。
本部長を務める 岸田文雄首相は、年内をめどに整備推進計画案の策定を関係閣僚に指示した。
被災地から離れた病院へ 医療行為を行いながら移送する「脱出船」や、被災地周辺の港で一定期間救護活動をする「救護船」としての活用を想定。今年度内に 具体的な活動要領を策定する。将来的には 国による病院船保有を目指すが、当面は防衛省契約を含む 民間のカーフェリーを活用する方針だ。
首相は会合で「海に囲まれたわが国では、災害時に会場から被災地にアプローチし 医療を提供する場面が考えられる」と指摘。予讃確保や海外先進事例の研究、人材育成の推進も指示した。(引用ここまで)
病院船と言うと、ともすれば戦前の軍用病院船が話題になりがちの様だが、拙者がかねて配備を主張するのは、引用記事にある通りの震災などの大規模災害や 先年世界的流行を見た新型コロナ感染症などが再び問題化した時の対応の為の備えだ。恐らくは、戦後初の具体化だろうが。
いつ生じるか分からぬ 大規模災害や新たな感染症禍には、平時からの備えが大事である事は論を待たないはずだ。正に「備えあれば憂いなし」という事だ。
確かに先年来の医師不足を初め 医療分野の人員不足からくるマンパワー不足の問題あるは認めるも、この病院船具体化は 全国各地から待望されていたものと心得る。岸田現政権は 或いは末期かも知れないが、来年度中の運用開始目標に ブレる事なく進んで頂きたいもの。可能なら、運用開始時期の一定前倒しも検討対象に加えられたい。
その上で 当面は民間船舶の活用やむなしとしても、将来的には病院船専用のそれを配備すべきだろう。具体的には 自衛隊輸送艦をベースとし、運用は自衛隊中央病院が担うのが理想と言えるのではないか。とに角、今は少しでも早い運用具体化を待つ事としたい。今回画像も振り返り恐縮。先年夏訪れた、三重・鳥羽市近くの伊勢湾に繋がる入江の様子を。通る線路は JR参宮線。以下に 関連記事をリンク致します。「病院船 Wikipedia」