Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

幹事長殿!「餌」を与えないで下さい

2019-10-17 09:13:26 | 国際・政治

先日来の、台風第19号関連の水害は、時が経つにつれ その深甚なダメージの度を拡げ深めている様だ。千曲川(下流部は信濃川)を初め、主なだけでも数か所以上の主要河川が同時多発的に氾濫したのは、気象観測史上でも初めてか稀ではないだろうか。既に 70人超の犠牲を生じ、行方不明の各位も数十人に達する。人的被害多数と共に、北陸新幹線長野基地の浸水被害初め、鉄道・道路の陸上交通や田畑、林檎園などの農業被害も莫大かつ広範囲に上る。改めて、被災された多くの方々への弔意とお見舞いを申し、一日でも早い復興を祈念致す次第であります。

この災禍に際し、政府与党も勿論よく動いており 批判めいた言動を控えるべきは分かっている。が、それにしても二階自民幹事長の初動時のご見解は呑気に過ぎた。見立ての甘さもさる事ながら、発出時期も尚早だったのではないか。だから近年特に「言葉狩り志向」に走る特定野党や左傾メディアの標的にされたという事だろう。頂き物で恐縮だが、昨日付の朝日新聞朝刊に文面が載ったので、引用致す事とする。

「10/13の自民党緊急役員会での二階幹事長の発言」

予測されて色々言われておったことから比べると『まずまず』で収まったという感じですけども、それでも相当な被害が広範に及んでいるわけでありますから、こうしたことに対する対策を早急に打っていかなくてはならないと思います。停電、断水、交通機関の運休など生活に怒涛の影響が続いておりますが、一刻も早い回復をめざして、お互いに頑張ろうではありませんか」(引用ここまで)

確かに二階幹事長の前述表明は、前方と後方で明らかに脈絡の整合が取れない所が露見する。後方では明らかな甚大被害の認識ができているのだから、前方の「まずまず」表現では明らかに特定野党や左傾メディアの標的となっても仕方なきレベル。これら勢力の「憤り!」だの「現実離れ!」だのと、本来の批判や揶揄とかけ離れた対政権与党貶め目当てのアジ表現には正面から取り合わぬとして(近頃は「頭にきてもアホとは闘うな」なる著作も支持を得ているとかで、拙者もこれは謙虚に向き合う必要を感じる折でもあり)、少なくとも日本維新の会・松井代表の「非常に拙い表現。大勢被害者がおられるわけだから、対応として『この程度でよかった』という考え方は問題」との批判や連立する公明党・山口代表の「被災地の厳しい現状にしっかり寄り添って、具体的な行動をすることが何より与党に求められる」の表明には、謙虚に向き合う必要がありはしないか。

二階自民幹事長は結局、前述見解中「まずまず」のパートは事実上撤回されたが、少なくとも一日以上を費やしたのも遺憾な所だ。特に今回の様な大規模災害時は、初めから撤回云々の事態に陥らぬ様 周囲や側近も加えた初めから慎重なモノ言いでの構成が理想だが、万一にも不適切の指摘があった場合の撤回対応も、内容にもよるだろうが機敏な姿勢が必要ではないか。さもなくば それは容共特定野党や左傾メディアの連中に、又とない好餌(こうじ)を投げ与えてやる様なものだろう。全国で好ましからざる行為と指弾される、野生動物へのみだりな餌やり行為に近いものがあると思うがどうだろう。非難反論覚悟の上で、敢えて「幹事長殿!つまらぬ輩に『餌』を与えないで下さい」の言葉をお贈りしたく思うものだ。今回画像は拙居所からも遠くない JR名古屋駅南西に位置する新商業地「ささしまライブ」から観た東海道・山陽新幹線と名古屋港め金城埠頭傍へ向かう「あおなみ線」乗り入れ貨物便の邂逅の模様を。

コメント (2)
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