Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

蟻塚(ありづか)には手を出すな!

2019-10-25 23:52:43 | 社会・経済

安倍改造内閣の閣僚だった 菅原一秀経産相が、選挙区内で支出した香典などが 公職選挙法の原則禁止規定に抵触する不適切な所があったとの一部週刊誌などの報道を受け、辞任に至ったのは遺憾だ。政界人のみならず 大人なら冠婚葬祭は欠かすべからざる儀礼である事は分かるが、一方で日頃から秘書など周辺を加えての公選法との照合は不可欠だったろう。安倍政権ももう長期化の域に入ったが、だからこそ信頼性の維持が不可欠ではないか。 

こうした所を今一度 気を引き締めるべく検証して見直し、遺漏や間違いなどのない様心がけないと、今後も特定野党や左傾メディアの攻撃材料ともされかねず、国民的心象も不利になってしまいかねないだろう。尤も野党側も質問通告の作成などを巡って、台風襲来の最中(さなか)に当該省庁職員に長時間拘束を強いたりする不良な出来事を起こしたりしているので、追及といえど説得力のない事も事実だが、まぁ云わば 無神経に蟻塚(ありづか)に手を突っ込んで痛い目に遭う様な事態だけは避けるのが賢明だろう。

その蟻塚の事。この度、東京港・青海埠頭辺りで強い毒性を持つ南米原産の特定外来生物「ヒアリ(Fire Ant)」多数が発見された由。虫自体は 2017=平成29年頃から我国でも見られる様になったとされるが、今回は直に繁殖に関わる女王アリが 50匹以上確認され、我国内の定着が懸念される事態だというのだ。「これまでと次元の異なる事態」とする政府見解も表され、国民レベルで危機感を新たにする必要がありそうだ。

困るのは、アレルギーのある方をメインに 刺されると致命傷になる恐れがある程の毒性もさる事ながら、繁殖力と人の住む環境への順応性も共に高い事。既に海上コンテナなどに潜んだりの 遠方での繁殖も確認され、阻止できたのは N,Z一国だけとの話も聞いた。又 働きアリでも体調が3~8mm位とまちまちで、我国在来種のアリやアリガタバチなどと似ており、見分けが難しい事も厄介な所だろう。繁殖域を海外に広げたのは、物流の活発化と地球温暖化の相乗効果による所大で、天敵も少なく 土壌のみならずコンクリートやアスファルトなどの僅かな隙間でも営巣でき、暖かい所なら配電盤などに入り込む場合もあり、不慮の停電など社会インフラへの大きな悪影響を及ぼす可能性もあるとか。

多くの諸国が取り組む水際での対策もそれは大事だが、温暖化が指摘されて久しい事も留意されるべきだとされる。つまり、他の生物でも問題視される 外来種が大きく増えている現状がもっと認識され、理解される必要があるという事だろう。その上で、必要な対策を進めて頂きたい所。詳しくは関連記事に譲るが、もしも発見したら 個人レベルの独自の駆除は難しいとされ、行政などとの相談を経た方が良さそうだ。

環境省にも相談窓口が設けられている様なので、必要時は躊躇わず問い合わせるのが大事だろう。と同時に、やはりアリが営巣しているのを見かけても、むやみに手を出さない慎重さも求められるだろう。何しろ攻撃性が半端ではなく、数えきれない程の多数から反撃される恐怖は TV番組でも複数回取り上げられているのだから。今回画像は当地東郊、蒲郡市付近を行く JR東海道線貨物便の様子を。海に近い土地でもあり、考えたくはないが ヒアリの影響が懸念されるのも事実です。以下に関連記事をリンク致します。(日経ビジネス 10/23付) https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00002/102300796/

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