生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

海鳥たちの闘いと創作の闘い

2016-04-26 15:58:34 | 日記
桜川の土手の桜は、すっかり初夏の装いです。歩いていると何種類もの鳥たちの鳴き声が聞こえてきます。わたしが聞き分けられるのは、ヒヨドリとカラス、ダイサギ、アオサギ、キジぐらいでしょうか。最近みかけませんが、土手にはキジの夫婦も住んでいます。

鳥を主人公にして童話を書きました。かつてアオサギを主人公に書きましたが、今回は海鳥のカツオドリとグンカンドリです。世界で最速の鳥についてネットで調べているうちにグンカンドリが浮上してきました。

グンカンドリは実際に見たことはないのですが、とてもおもしろい特徴を持っています。まず、横取り名人です。カツオドリなどがとった魚を襲って横取りします。呑み込んだ魚を吐き出させることもあるそうで、ひどいことをするなあと思いましたが、水鳥なのに水面に降りると溺れてしまうのだそうです。それで水面すれすれに泳いでいる魚しかとることができないのです。それでは餌が足りないので、生きるために横取りしていたのです。


カツオドリを襲うグンカンドリ



赤いのど袋をパンパンに膨らませて求愛行動をします。

グンカンドリのことは2014年11/18ブログにも書きました。

一方カツオドリは、群れで行動することが多く、海に勢いよく潜っては魚をとるそうです。鼻を閉じて10メートル以上も潜ることがあるそうです。でも、せっかくとった魚を横取りされたらどんな気持ちだろうと思いました。

カツオドリの寿命は17年ぐらいですが、何度も勢いよく飛び込むので目に傷がつき、やがては失明して死んでしまうと聞いて心が痛みました。生きるために餌をとる。餌をとることによって死に近づくのです。でも、カツオドリは悩んだりしないのでしょうね。

ガラパゴス諸島にいるというアオアシカツオドリの姿をみると、かわいくて釘づけになってしまいます。

青色のペンキで塗ったような足を交互に上げてダンスをし、求愛行動するそうです。

アオアシカツオドリのいるガラパゴス諸島にいつか行ってみたいです。
 
童話を書いていると闘いがあります。童話だけでなく何を書くにしても闘いがありますが、特に創作童話や小説を書いているときはひどいです。こんなばからしいこと書いて……。誰が喜んで読むだろうか……。ナンセンスだ……。という声が耳の奥から聞こえてくるのです。

そんな声と闘いながら必死に書いて、気が付くと2時間ぐらいたっていて、ひどい疲労感に襲われます。以前、TVで作家さんが、「いのちを削って書いている」と言われていましたが、まさにその通りです。

23日にクリスチャン・ペンクラブの童話エッセーの会があって、その童話を持って行きました。珍しいことに「よく書けている」と言われて、闘いに勝って書き上げられてよかったと、書き上げる力を与えてくださった神様に感謝しました。


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