悠々人生

気が多すぎて「時間破産」状態。もっとゆっくりとした人生が目標です。

東京の見学

2008-07-02 21:30:50 | Weblog
 おのぼりさんをしてきた。霞ヶ関に行くと警察の検問があちこちで行われており、交差点には必ず警察官が立っている。新聞やテレビで警備の強化されたことを見ていても佐倉にいる限りは関係がない。しかしさすが東京、サミットの開催日が近づいていることを肌で感じる。

 佐倉市文化大学OB会の東京見学バスツアーに参加した。まず110番を受け、指令を出す警視庁の通信司令室。続いて愛宕警察署の裏にある交通管制センター、そして日本航空の羽田整備工場を見学した。その中でも印象的なのは警視庁の通信司令室だ。20台の受信台があり絶えず2~3本の電話が掛かっている。もちろん部屋の中に入ることは出来ず2階のガラス窓からの見学。

 1日の平均5千件の110番が入るところなので18秒に1本の割りになる。受信台には3台のデイスプレーがのっており、電話を聞きながら手書き入力をし、同時に現場の地図を呼び出すことを一人でこなしている。

 受信と同時に各方面別の指令台にその情報が流れていく。まさにITの最先端を見る。停電したら、コンピューターがダウンしたらという心配をするが、地震対策を含めてそれぞれの対策は万全だという。

 9時からの見学で事件、事故のは少ない時間だと言うことだったが、それでも電話が途切れることはない。昼間の勤務は半分以上が定年退職したOBが担当していた。仕事を同時進行で進めるためのノウハウがあるのだろうと思う。

 ここで驚いたのは新宿などの盛り場に設置されたテレビカメラの映像が、大きな画面に映し出されていること。カメラアングルが動きアップで写すこともあり、個人の顔もはっきりと写っている。すごい時代だと思う。

 交通センターも同じように大きな画面を見ながらの仕事だが、通信司令室ほどの緊迫感はない。勉強になったのは、道路にある車両感知器のデータによって信号機の時間をコントロールしていること。部屋の2階にNHK他ラジオ局のスタジオがあり、この大画面を見ながら交通情報を放送している。

 ここでも驚きは首都高速道路の主要点はカメラで捕捉されていること。ちょうど羽田線でトラック同士の事故があったがその模様が画面に映し出されていた。

 日本航空の整備工場はさすがに大きい。767-200の大点検中だったが影の苦労を見た。最後はサッポロビールの船橋工場見学。ビール工場は装置産業なので1度見たら感激はないが、コース最後の試飲が楽しい。黒生、エビスを1杯ずついただく。出来立ては美味い。 
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