悠々人生

気が多すぎて「時間破産」状態。もっとゆっくりとした人生が目標です。

難しいボランティア参加

2008-07-09 20:46:38 | Weblog
 3ヶ月前から朝のスクールガードに参加してくれているSさんが辞めたいという。理由は子ども達に「おはようございます」と大きな声を掛けるのだが、挨拶を返してこない子が多すぎる。一人の子に2度も3度も声をかけ、挨拶が返るように頑張ったがもう我慢が出来ない。忍耐と自己統制がないと続けられないと思うが自分には無理だと、いうもの。

 元気な挨拶が出来るかどうかは家庭の問題だと思っている。明るい円満な家庭の子とは今でも元気な挨拶を交わしている。そして実際に元気な子どもたちの方が多い。

 しかしSさんの言うことも良く分かる。スクールガードで安全を見守ってあげている―という考えが基本にあると、挨拶を交わせない子どもに不満を持つようになる。一生懸命にやりすぎるのだろう。ではどうしているか。

 私は「子ども達に元気を貰っている」と感謝する心で接することにしている。この考えはボランテイアで太極拳を教えてくれているK先生から学んだ。先生は1年間、毎週月曜日、木曜日に出てきて指導してくださる。祭日も夏休みも関係なく、そして小雨でももし誰かが出てきたら困ると気を使って公園に顔を出す。

 私達お手伝いをしている数名の幹事は用事があれば適当に休んでいるのに先生は皆勤。その先生の言葉が「元気を貰っている」である。

 子ども達の挨拶は家康が「鶯が泣くまで待つ」と対応したように、挨拶が出来るようにするにも時間を掛けなければならない。出来ない子供は多分家族間でも挨拶を交わしていないのだろう。私達の接する子ども達全員が明るい挨拶するようになる、それが家族間の習慣になってくれることを願っているのだ。

 私の主義はボランテイアでストレスをためるのならやめたほうが良いと考えている。人数が減って困るなどということは関係ない。続けるかどうかは本人の考え方次第だ。
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