悠々人生

気が多すぎて「時間破産」状態。もっとゆっくりとした人生が目標です。

閖上の仙台セリ

2024-02-24 19:16:16 | Weblog
 西志津おやじの会の2月例会は名取市閖上で栽培した仙台セリの鍋でした。名取産のセリは茎の太さ・根っこの太さがポイントで、葉っぱ、茎、根っこはそれぞれ違う食感が楽しめます。根っこの部分は旨味が詰まっているというのですが、土がついているので洗い流すのに苦労します。

 出汁は10倍に薄めた白だしに酒と、マイタケ、エンリキ、シイタケを加えただけですが、根っこを20秒ほどさっと茹でて食べるとシャキシャキした歯触りにはまり、だんだん気にならなくなりました。初めは土の汚れが気になったのですが、食べ始めると気にならなくなります。

 葉や茎はしゃぶしゃぶ感覚で食べましたが美味でした。セリの風味を生かすためにセリを先に食べ終えてからネギ、白菜、それに焼き豆腐を加え、豚肉はしゃぶしゃぶで食べました。私がセリを食べるのは七草がゆの時くらいなので味も分からなかったのですが、仙台セリがこんな美味しいものと教えてくれました。

 名取市閖上地区は東日本大震災の時に市の指定避難所である「閖上公民館」に避難してきた幼稚園の卒園生などを、突然「閖上中学校」に改めて移動するよう誘導しているときに、津波にのみ込まれて市民の10%近い800人が犠牲になった悲劇の地区です。原因は誤った情報だったのです。災害時の正確な情報の把握の難しさを教えてくれる事例です。

 閖上のセリを食べながら防災の学習もした例会でした。

コメント
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