環境省主催の対話フォーラムは「福島、その先の処理」がテーマでした。福島第1原発の処理水を海洋放出する問題ではなく、双葉町と大熊町に積んである汚染土の問題です。私は知りませんでしたが、法令で30年以内(2045年)に県外で処理をすることに決まっているそうです。
県外に出すだけではなく県内での再利用の実験も進めていて、汚染土の上に覆土を積んで放射能の濃度を問題のないレベルにして、花を作ったり、今ではホウレンソウなどの野菜を作ったりしています。
福島産の魚や米、野菜などは科学的に問題のないレベルだと言っても、まだまだ風評被害で避ける人がいると言います。私はデータを信じていますので福島産の魚なども食べたいのですが、家内の話ではイオンなどのスーパーには置いてないと言います。
福島県在住のパネラーから福島第1原発の発電した電気は、福島県では一切使っていなかった。すべて首都圏に送っていたと言う話を聞いて、改めて福島県の人たちだけに負担を掛けていてはいけないことを知りました。
NIMBY問題という言葉あるそうです。話は分かるので何とかしなければならないと思うが、Not In my Back Yard で自分の家の近くにはダメだと言うことです。その気持ちも分からないではないだけに難しさがあるのです。
小泉環境大臣も参加していたのですが最後のパネラーの言葉はそれぞれ考えさせられます。
多視点を持つ。困っている人を知ろうとすること。出来るかできないかではなく、やるかやらないか。見よう!知ろう!行こう!。一つ一つを実現する福島を一つ一つ実現する日本。
などです。震災後岩手県、宮城県には行きますが、福島県は浪江町に一度行っただけです。観光でも良いのです。旅行ができるようになったら福島県にも行こうと思います。