お花見

　新学期が始まった。それぞれ進級したのだが、新しく2年生になった児童は、ランドセルに付けていた交通安全の黄色いカバーをはずし、ひと際大きく成長したように見える。

　「おはようございます」の声がひと際元気に明るく聞こえる。「進級おめでとう」と声を掛けると、学年を問わず嬉しそうな顔をする。

　明日は入学式だが桜も満開、天気が良ければ、新入生には思い出の素晴らしい日になるだろう。

　そのスクールガードの仲間と、公園の桜の木の下で昼間のお花見会。寒の戻りで風は冷たいが、青い空と日差しがやわらかい。近くの遊具施設では、まだ幼稚園が始まっていないらしく、子供達が元気に遊んでいる。
　
　1000円会費の宴会だが、幹事が上手に酒と肴を揃えてくれたので、10名の参加者は全員、気持ちよく酔いが回る。小唄や都都逸を聞かせてくれる人、アカペラで演歌を歌い始めるが、歌詞がわからず途中でやめる人など賑やかだ。

　和気あいあいの2時間、カラオケの二次会はせず、レストランで軽く軽食をしながら酔いを醒ます。町内の飲み会は「いいなあ」。