





災害医療拠点開設へ 岩手医大、研究や人材育成
岩手医大は災害医療の拠点施設「災害時地域医療支援教育センター」を2013年4月、岩手県矢巾町の矢巾キャンパスに開設する。
東日本大震災で被災地の医療が停滞したことを教訓に、災害医療の研究、人材育成を図る。
発災時に県など関係機関と連携し、全国から派遣される医療支援チームの調整もする。
センターは、近く起工する「マルチメディア教育研究棟」(鉄筋4階、延べ床面積約9500平方メートル)に入る。
11年度に開講した「災害医学講座」が中心となって運営する。
研修設備や、学内外の医師が臨床実技を学ぶシミュレーションセンターを備える。
サーバーを設置し、県内の基幹病院を結ぶ遠隔医療システムも導入する。
医療物資、発電機などを備蓄し、災害時に地域の活動拠点として機能させる。
岩手医大は「地域医療を担う大学の責務として、将来の災害への対応と、医療支援体制の構築を目指したい」と話す。
(2012年04月22日日曜日河北新報)

岩手の医療・保健を岩手医科大に頼るところが多い。
盛岡から矢巾町へキャンパスが移ることを契機にさまざまな取り組みが期待される。

こうした大震災の教訓も今後に生かしていくという。

特に医療の拠点や医者の育成には、継続的なサポートも必要だ。
岩手県当局は、私学である岩手医大には、相当のバッアップがなされる予定と聞く。
