Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

まだ千葉戦は終わっていない

2012-10-19 23:12:16 | トリニータ
感動のフクアリの余韻が冷めやらないうちにもうアウェイ鳥取戦が近付いてきた。鳥取戦プレビューおよび昇格ライバルたちの39節の展望です。

素晴らしい結果と内容だったアウェイ千葉戦だけど、本当の意味での千葉戦は終わっていないと思っている。鳥取には千葉からレンタル移籍で今季途中に加入した久保裕一選手がいる。選手層の厚いクラブで出場機会がなくレンタルで出るというケースはよくあると思うし、きっと久保選手もそう意味合いで移籍したとは思う。ただ久保選手が移籍する際に同時に千葉から藤本選手(今は試合に出ていない)も一緒に移籍したのを見て、千葉にはそれ以上の思惑があると感じてた。「君たち、出場機会を掴んで経験を積んでくるのと同時に、我々(千葉)の昇格ライバルたちから勝ち点を奪ってくるんだよ」っていう思惑。だからせっかく千葉に勝ったのに、ここで鳥取から勝ち点を落とすようなことがあると、ましてや久保選手のゴールでやられてしまうようなことがあると、千葉を再び勇気付けてしまう可能性もあり、振り出しもしくはそれ以下に戻ってしまう気がする。さらに言うと去年のホーム千葉戦で決められた久保選手のゴールは彼にとってのプロ入り初ゴール。きっといいイメージで大分戦に臨んでくることでしょう。先週のフクアリでのゲームはシーズン後に振り返った時に「あれがあったから」と思えるくらいの意味を持ったゲームになり得ると思ってる。そんなゲームを無駄にしないためにも鳥取戦でいい結果を掴みたい。

鳥取は久保選手ともう一人のFWである住田が累積で出場停止。まあ諸々の思いがあるし、やられるわけにはいかないので、複雑な気持ちだけど、対戦出来ないのはやっぱり残念。前節愛媛戦でも残り15分くらいからの鳥取の時間帯は間違いなく住田が作り出した流れだったし、大分にいた頃よりもかなり体が出来上がった印象に見えた。丸谷とのピッチ上での再会はお互い楽しみにしてたんじゃないかな。

ちなみに再会という意味では鳥取の三浦修選手は同志社でヤスの一つ下。右SBでもあり、ヤスとマッチアップする可能性もありますね。出場してくるかは不明ですが、前節愛媛戦は先発でした。

そのヤスですが、千葉戦の勝利に大きく影響したのが、ヤスの復帰なんじゃないかなと思ってる。走力という点でガミさんを上回るヤス。さらにそのプレースタイルはサポーターとしてとても感情移入しやすい。多分田坂さんもあんまり期待してなかったであろうパス出しという部分でも決勝ゴールに貢献。ヤスの不在時の成績が1勝3敗と負け越しだったこともヤスの存在の大きさを物語ってるんじゃないかな。本来であれば、調子のいいジョンハンの累積は大きな痛手のはずだけど、それもヤスの復帰によって、左WBにそのままガミさんが入れるし、大きな問題にもならない。右サイドがマツケン→若狭になったことで今度は攻撃面で左サイドに求められる役割が大事になってくる。マツケンがスタメンの間はヤスは上がりは控えてたと思うので、ここからは遠慮せずにガンガン上がってってくれ。

さて、ここからは昇格ライバルたちの今節を展望。

まずは2位京都サンガ(勝ち点67)。今節はホームで岐阜と対戦。前節はコンディショニングで富山に対して劣勢だった京都は終了間際に失点をして敗れた。しかし今節は逆に岐阜が木曜日に未消化分を松本で戦ってきたばかりなので、大きなアドバンテージがある。ホームでもあるし、今節に勝ち点を落とす可能性は低そうだ。勝ち点1でいいから、頑張ってくれ岐阜!ただ冷静に考えても、大分が残り4試合を全勝でいったとしても京都が1つの負け、もしくは2つの引き分けをしてくれなければ、自動昇格はない。不利だと分かっていても今節の岐阜や北九州、甲府に期待せずにはいられない。

続いて3位湘南ベルマーレ(勝ち点64)。湘南は千葉と直接対決。今までは上位陣の直接対決は引き分けがいいと思ってきたけど、試合数もここまで少なくなってくると少しでも勝ち点が多い方が負けてくれた方がいいような気がしてきた。もう自分たちが絶対に勝つという前提での話になるけど、自力での自動昇格がない以上はこの試合は湘南に負けてもらった方がいいはずだ。千葉も前節うちに負けて完全に尻に火が付いただろうから死闘になるのは間違いない。カードが乱舞する荒れた展開を期待。

6位横浜FC(勝ち点61)はアウェイで熊本と。神様、仏様、武富様!以上。

7位以下はとりあえずうちと1ゲーム差以上ついたので、割愛。

「油断」「慢心」「寝言は寝て言え」・・、どんな罵詈雑言も甘んじて受けます。ただ個人的にこの鳥取戦に期待してるのは2点差以上の勝利。分かってます、分かってます。順位に関係なくいま一つ勝つことがどれくらい厳しいことか。それは十分に分かってます。それでも千葉戦の勝利を観てたら、ちょっとは期待しちゃうじゃない。勝ち点差1の湘南とは最終的に勝ち点が並ぶ可能性は非常に高いと思う。だからどうしても得失点差は稼いでおきたい。千葉戦のようにバランスのいい戦い方が出来れば、2点差以上の勝利も出来なくはないと思ってる。モリシ、キジ、頼む。

それと今節のポイントになるのはうちのキックオフが19時だということ。岡山を除いて昇格ライバルたちの試合は全てキックオフ前に終了している。積極的に知りに行こうとしなくても、選手たちもきっと結果を知った上で戦うことになるでしょう。結果を知ったことで固くなったりすることがないと信じたいが、どうしてもそういうところも出ちゃうでしょう。それが本当の昇格争いというものだと思うし。そして19時のキックオフと同時に、北は山形から西は岡山まで日本全国津々浦々からとりぎんバードスタジアムの大分の選手たちに向けておびただしい量の「負の念」が飛び込んでくることでしょう。その日本全国から飛んでくる「負の念」を叩き落とすためだけに鳥取に行きます。サポーターが「負の念」を叩き落として、選手たちがのびのびと普段通りのサッカーが出来るようにするためだけに鳥取に行きます。正直に言って、シーズン後半の日程が発表された時に日曜19時キックオフのアウェイ鳥取はさすがに無理だと思ってたけど、いまチームがこういう状態にあって、死ぬほど大事な意味合いを持つ試合をどうしても諦められなかった。町田戦に勝った時に「もしかしたら行くかもしれない」と奥さまに土下座をし、千葉戦に勝った勢いで会社に土下座して、月曜日の半休を取得してきた。正しいことしてるかどうかはもう分かんないけど、ここまでの気持ちにさせてくれるチームとクラブに本当に感謝。

勝ちたい、心の底から勝ちたい。
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2 コメント

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勝ちたいねぇ (鳥脳)
2012-10-20 09:16:33
勝ちたい、ほんと勝ちたい。
京都さんはこれまでの結果からして4戦全勝はないと思ってます。必ず1試合は取りこぼします。
森島がこの4試合でカレー券さえ貰わなかったらなんだかいける気がする…(´・ω・`)
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鳥脳さん (triority)
2012-10-20 10:32:37
コメントありがとうございます。

自分たちは勝ち続けて、京都のポロリを願うしかないですね。

モリシさえいれば、いけそうだというのは自分も感じました。フクアリで見せてくれたエースの凄みはそれくらいのものがあったと思います。
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