銀幕大帝α

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(r)adius ラディウス

2018年04月21日 11時33分33秒 | 洋画ホラー
RADIUS
2017年
カナダ
93分
SF/サスペンス/ホラー
劇場公開(2018/01/16)



監督:
カロリーヌ・ラブレシュ
スティーヴ・レオナール

脚本:
カロリーヌ・ラブレシュ
スティーヴ・レオナール

編集:
スティーヴ・レオナール
出演:
ディエゴ・クラテンホフ
シャーロット・サリヴァン
ブレット・ドナヒュー




<ストーリー>
リアムは交通事故を起こし、記憶を失くしたまま目覚める。助けを求め近くの町に入るが、目にするのは住民の死体ばかり。ようやく見つけた生存者は、近寄ろうとすると死んでしまい…。

―感想―

うわっ!このおっさんクッサ!!

近付く者はその体から巻き散らかす悪臭によって殺される。
歩く細菌テロ男の恐怖を描いた戦慄のホラー。

ではない。

では何故、男に近付いた者(動物含む)は白目剥いて死ぬのか。
ヒントらしきものは殆どない。
強いて言えば男が記憶を無くしている事か。
だが、男に近付いても死なない女が現れた所から、徐々に真相が解明されていく。
この判明過程が実に(驚きの意味でも)面白い。

貴方と私は一心同体。

絶対に2人は離れてはいけない運命へと立たされる。
一緒に居れば誰も死なない。
離れてしまうと誰かが死ぬ。

これは男にとっての神から与えられた試練、贖罪の話なのだ。

記憶が戻るにつれて、男はこれまでやってきた自身の罪を知り、女に対し赦しを請う立場へと移る。
記憶を無くしたという状況が男の性格を変え、考え方も変えていく。
これがもし、又元の男に戻っていたのなら、女の生死の行方も180度違っていたことだろう。
神は男を善人へと導き、女を引き寄せ、一緒に行動させる事で全てを分からせる。
そして、最終的な決断を男に迫る。

一見悲しきラストの様にも思えるが、私的には直接手を下さない復讐物語にも見えた。
が、やはり罪滅ぼしがテーマの作品なんだろうなあ。
終始暗いムードのまま話が進むので、一瞬寝落ちしそうになったけど、良く練られた脚本ではある。

一つ腑に落ちないのが、男が一人になりたいと湖で小舟に乗る場面があるのだけど、魚がプカプカ死んで浮かばないのは変だなあと。
何かしら生き物が生息しているだろう、魚もいない湖なのか?

評価:★★★☆
18/04/20DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2018-04-04
メーカー:アット エンタテインメント

情報
<未体験ゾーンの映画たち2018>


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